個人投資家・有限亭玉介:サイバーセキュリティ関連への物色の波続くか【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2022年4月18日12時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
戦争が始まるとサイバー攻撃の数が増えると専門家が予想した通り、トヨタの協力会社である小島プレス工業がサイバー攻撃を受けました。トヨタの国内工場が稼働停止となった後には、サイバーセキュリティ関連銘柄がこぞって物色されましたな。
繋がりのある協力会社から侵入したウイルスによって日本を代表する企業が呆気なく手玉に取られてしまい、日本が抱えるセキュリティの脆弱性が浮き彫りになりました。もちろんサイバーセキュリティに関して全く無防備というわけではないにしろ、海外の攻撃者の方が一枚も二枚も上手であったという事でしょう。
サイバーセキュリティに関しては産業界のみならず国防においても重要課題です。ウクライナとロシアで情報戦をも交えた戦争となっているように、サイバー空間での戦争が現実世界の勝敗を分けると言っても過言ではありません。ウクライナ情勢を機に、日本でもサイバー関連を含む防衛費の予算を増やす方針へ向かう可能性は考えられます。
そんな喫緊の課題であるサイバーセキュリティですが、エンジニア不足によって世界中で人材確保の為の競争も激化しています。日本もエンジニア派遣やプログラミングスクールなどを目にする機会が増えました。課題が山積している日本のサイバーセキュリティ分野がこれからどのように進展するのか注視したいですな。
さて、サイバーセキュリティ関連に注目して参ります。SNS等の投稿監視や運用支援が主力とするイー・ガーディアン<6050>は、キャッシュレス決済などの案件が拡大した事で4月12日に上方修正の発表後に急動意しております。25日移動平均線・75日線を上抜いて、下値を切り上げるか監視です。
有害情報遮断フィルタリングソフトで国内最大手であるデジタルアーツ<2326>は、「GIGAスクール構想」によってフィルタリング需要拡大の思惑があります。底値から切り返しているチャート(日足)は、5月10日の決算発表でどうなるか注視したいです。
サイバー攻撃に備えるセキュリティシステムを構築しているデジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>は、業績も好調でサイバーセキュリティ専門会社と協業を進めるなどしてサイバーセキュリティ分野の拡充を図っております。株価は底値圏で放置されている模様。5月13日が決算発表です。
クラウドセキュリティーサービス「HENNGEOne」に定評があるHENNGE<4475>は、じわじわと底を打って切り返しています。ファイルの送受信やメール保護を中心としたサービスが業績寄与するか。5月12日の決算発表を注視したいところです。
リスク検知に特化したビックデータ解析技術に定評があるエルテス<3967>は、デジタルリスク事業の回復に加え、AIセキュリティ事業が拡大した事で4月13日の大引け後に23年2月期業績予想が売上高が前期比49%増、営業利益は2.5倍との過去最高益を更新するとして動意していました。一気に底値圏から浮上した事で、反発トレンドに入ったかと注目中です。
最後は4月13日に事業戦略の概要を発表して好感されたフーバーブレイン<3927>です。連結営業利益5億及び時価総額の向上を目標に掲げて、買いが流入しました。伊藤忠テクノソリューションズ<4739>と資本業務提携も材料視されており、業績も赤字縮小傾向で5月13日の決算発表は注目したいところですねぇ。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》