東京株式(前引け)=反発、米株高好感も買い一巡後は上値重い展開に

市況
2022年4月26日 11時47分

26日前引けの日経平均株価は前営業日比135円87銭高の2万6726円65銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は4億8300万株、売買代金概算は1兆2344億円。値上がり銘柄数は1114、対して値下がり銘柄数は631、変わらずは93銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は自律反発狙いの買いが優勢となり、日経平均株価は上昇に転じている。前日の米国株市場では米長期金利の低下を背景にハイテク株をはじめ買い戻しが優勢となり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに高く引けたことで東京市場でも投資家心理が改善した。ただ、中国・上海株が軟調気味に推移していることもあり、買い一巡後は上値の重い展開を強いられている。中国経済の減速が警戒されるなか、国内企業の決算発表本格化を控え、上値では戻り売りを優先する動きが観測される。

個別ではソフトバンクグループ<9984>が売買代金トップとなり株価も上昇、東京エレクトロン<8035>も買い優勢となっている。ベイカレント・コンサルティング<6532>が高く、リクルートホールディングス<6098>も物色された。塩野義製薬<4507>が買いを集め、エムスリー<2413>も堅調。インソース<6200>は値上がり率トップに買われた。半面、日本郵船<9101>が軟調、任天堂<7974>も売られた。住友金属鉱山<5713>が大幅安となり、三井ハイテック<6966>の下げも目立つ。キヤノン電子<7739>が急落、中外製薬<4519>も大きく水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS

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