株価指数先物【昼のコメント】 短期の売買が一回転したこともあり、後場は2万6700円辺りでこう着か
日経225先物は11時30分時点、前日比170円安の2万6700円(-0.63%)前後で推移。寄り付きは2万6620円と、シシカゴ日経平均先物清算値(2万6730円)を下回り、ギャップダウンで始まった。その後はショートカバーが優勢となりプラス圏を回復すると、現物の寄り付き直後には一時2万6950円まで買われる場面があった。ただし買いの勢いは続かず、2万7000円接近で次第に利食いが強まり軟化すると、前引け間際には2万6600円まで売られた。
29日の米国市場は大幅な下落となったが、28日は大幅に上昇しており、差し引きでは小幅な下落との見方により、寄り付き後はショートカバーに短期のロングも加わったようだ。ただし、ショートカバーが一巡した後は、ロングに傾いたポジション調整から寄り付き水準まで軟化した格好。短期の売買が一回転したこともあり、後場は2万6700円辺りでこう着感の強い値動きが見込まれる。ただし、グローベックスの米株先物は小幅ながらプラス圏で推移しているためショートの動きは限られると考えられ、短期的にはロング対応になろう。なお、NT倍率は先物中心限月で14.10倍に下落しており、一時14.05倍まで下げた。
株探ニュース