この記事はプレミアム会員限定です

伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 5月8日版

市況
2022年5月8日 10時24分

週明け後の日経平均株価は、勢いの強い下げの流れへ入る公算も

1. NYダウが弱気パターンの年になる場合の展開

1950年から2021年までの期間で、 NYダウの年間の値動きを調べると、年初の値位置より年末の値位置が高くなる年(強気パターンの年)は、たいていの場合、年初から上げ方向の動きとなって、その流れを5月頃まで継続しています。

年初に上値を抑えられて、価格が下げる場合、3~5月の期間で年間の最安値を確認して、その後、年末へ向けた上昇の流れへ入っています。

年の上旬の上げやすい時期に上値重く推移し、弱さを示している状況に変化が表れて、上昇を開始するのですから、そのような年は積極的に投資へ向かう流れになる投資環境の変化があって、価格が上昇を開始しています。3月に年間の最安値をつけて上昇を開始した2009年、2020年などが、その典型的なパターンの年だったと言えます。

2022年が強気パターンの年になる場合、その動き方は1つだけです。5月6日に5月2日の安値3万2449ドルを割らなかった動きで下値堅さを確認して、今後の価格がはっきりとした上昇の流れを作り、7月頃までの期間で、1月5日の高値3万6952ドルを超える展開です。

2022年が強気パターンの年になるなら、今後はどんな弱気を示す材料があっても、株価は上昇を続けて、3万6952ドルを目指します。

今後の価格が弱さなど見せず積極的な上昇の流れへ入ると考えにくいと見るなら、2022年は年初の値位置より年末の値位置が低くなる年(弱気パターンの年)か、年初の値位置と年末の値位置が近くなる年(横ばいパターンの年)のどちらかになると推測できます。

弱気パターンの年と横ばいパターンの年は、(本年の状況で見る場合)7月頃までの動き方が同じです。そのため、以下では弱気パターンの年になる場合を基準にしてその見方を紹介します。

こちらは株探プレミアム限定記事です。プレミアムプランをご契約して読むことができます。
株探プレミアムに申し込む (初回無料体験付き) プレミアム会員の方はこちらからログイン
プレミアム会員になると...
株価情報をリアルタイムで提供
企業業績の表示期数を拡大
限定コラムが読み放題

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.