リンナイが大幅反発、150万株を上限とする自社株買い発表と23年3月期増収増益予想を好感
リンナイ<5947>が大幅高で4日ぶりに反発している。午前10時40分ごろ、上限を150万株(発行済み株数の3.01%)、または100億円とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視されている。取得期間は5月11日から9月22日までで、株主還元の充実と資本効率の向上により更なる企業価値向上を図ることが目的という。
また、同時に発表した23年3月期の連結業績予想で、売上高4000億円(前期比9.2%増)、営業利益410億円(同14.3%増)、純利益255億円(同7.4%増)を見込み、年間配当予想は前期比10円増の150円を予定していることも好材料視されている。
部品調達の逼迫により工場生産に支障が出たことで前期に減少した国内販売の回復を見込むほか、アメリカでの新工場稼働や中国におけるインターネット販売強化の取り組みが奏功する見通し。なお、22年3月期決算は、売上高3661億8500万円(前の期比6.3%増)、営業利益358億6400万円(同11.9%減)、純利益237億4800万円(同13.9%減)だった。