株価指数先物【昼のコメント】 戻りの鈍さが意識されるようだと、改めてショートを強めてくる可能性も

市況
2022年5月10日 12時14分

日経225先物は11時30分時点、前日比320円安の2万6070円(-1.21%)前後で推移。寄り付きは2万6090円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万5980円)にサヤ寄せする格好からギャップダウンで始まった。寄り付き直後につけた2万6160円を高値に下落幅を広げるなか、前場半ばには一時2万5760円とナイトセッションで付けた安値を割り込み、3月半ば以来の水準まで下げ幅を広げた。売り一巡後は2万5800円辺りでのもみ合いを継続。グローベックスの米株先物が上昇に転じたことから、前引けにかけて下落幅を縮め、2万6000円を上回っての推移に。

2万6000円割れから下落基調が強まったが、2万5760円までの下落で調整は一巡した格好となり、前引けにかけての動きによって、ショートカバーも一巡したと見られる。後場は米株先物の動向を睨みつつ、短期的なリバウンドの動きは想定されそうだ。ただし、2万6000円辺りでの底固めから戻りの鈍さが意識されるようだと、改めてショートを強めてくる可能性がある。NT倍率は先物中心限月で一時14.38倍まで下げた後は、14.00倍を挟んだ小動きであり、スプレッド狙いの動きは限られている。

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