【投資部門別売買動向】海外勢と信託銀、投信が買い越す一方、個人がほぼ一手で売り越す (5月第1週)

市況
2022年5月12日 20時00分

●海外勢と信託銀、投信が買い越す一方、個人がほぼ一手で売り越す

東証が12日に発表した5月第1週(2日~6日)の投資部門別売買動向(現物)によると、米株市場の波乱にもかかわらず底堅く推移し日経平均株価が前週末比155円高の2万7003円と2週ぶりに反発したこの週は、海外投資家が6週連続で買い越した。買越額は514億円と前週の1514億円から大幅に縮小した。海外投資家は先物の投資部門別売買動向では日経225先物、TOPIX先物、ミニ日経225先物、ミニTOPIX先物の合計で3週ぶりに買い越した。買越額は515億円だった。現物と先物の合算では2週ぶりに買い越し、買越額は1029億円だった。年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行は2週連続で買い越し、買越額は885億円と前週の609億円から拡大した。投資信託は8週ぶりに買い越し、買越額は293億円だった。

一方、個人投資家は6週ぶりに売り越し、売越額は1295億円だった。前週は562億円の買い越しだった。

日経平均が2週ぶりに反発する中、海外投資家と信託銀行、投資信託が買い越す一方、個人投資家がほぼ一手で売り越した。

■投資部門別売買代金差額 (5月2日~6日)

東証・名証2市場の内国普通株式市場の合計[総合証券ベース(全51社)]

※単位:億円(億円未満切り捨て) ▲は売り越し

  海外投資家 信託銀行 個人合計 [  現金  信用 ] 日経平均 ( 前週比 )

5月 ―――

第1週      514    885  ▲1,295 [ ▲1,328   33 ] 27,003円 ( +155 円)

4月 ―――

第4週     1,514    609    562 [   161   401 ] 26,847円 ( -257 円)

第3週     2,380   ▲114    404 [  ▲487   892 ] 27,105円 ( +12 円)

第2週      863  ▲2,699    178 [  ▲340   519 ] 27,093円 ( +107 円)

第1週     6,857  ▲4,930   2,951 [   978  1,972 ] 26,985円 ( -680 円)

3月 ―――

第5週     3,603  ▲1,787    915 [   456   459 ] 27,665円 ( -483 円)

第4週    ▲1,649    278  ▲3,472 [ ▲2,582  ▲890 ] 28,149円 ( +1322 円)

第3週    ▲1,955    46  ▲3,556 [ ▲2,258 ▲1,298 ] 26,827円 ( +1664 円)

第2週    ▲9,935   ▲288   1,853 [  2,016  ▲163 ] 25,162円 ( -822 円)

第1週    ▲2,692  ▲1,407   2,941 [  1,140  1,800 ] 25,985円 ( -491 円)

2月 ―――

第4週    ▲2,678    502   1,647 [  1,229   417 ] 26,476円 ( -645 円)

第3週      32   1,890    16 [  ▲281   298 ] 27,122円 ( -574 円)

第2週     ▲148   1,324  ▲1,712 [ ▲1,709   ▲3 ] 27,696円 ( +256 円)

第1週    ▲1,705   2,278   ▲468 [  ▲778   309 ] 27,439円 ( +722 円)

1月 ―――

第4週    ▲2,009    728   1,817 [  1,487   330 ] 26,717円 ( -804 円)

第3週    ▲3,046   ▲445   3,194 [  2,292   901 ] 27,522円 ( -602 円)

第2週     ▲727  ▲2,248   1,729 [   594  1,135 ] 28,124円 ( -354 円)

第1週     2,988   ▲572    ▲3 [  ▲735   731 ] 28,478円 ( -313 円)

※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。

※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。

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