And Doホールディングス---3Qも2ケタ増収増益、全セグメントで利益が増加

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2022年5月13日 17時09分

And Doホールディングス<3457>は12日、2022年6月期第3四半期(21年7月-22年3月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比15.0%増の291.61億円、営業利益は同50.3%増の19.03億円、経常利益は同55.3%増の18.25億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同54.5%増の11.91億円となった。

フランチャイズ事業の売上高は前年同期比6.6%増の25.30億円、セグメント利益が同9.4%増の17.70億円となった。積極的な広告宣伝活動に加え、店舗数の増加に伴う知名度及びコーポレートブランド価値、信用力向上により加盟検討企業からの問い合わせは堅調に推移し、当第3四半期累計期間における新規加盟契約は86件を獲得したが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による退会等が影響し、累計加盟契約数は691件となった。また、スーパーバイザーの加盟店フォロー体制の強化や各種新規サービスの開発及び提携企業の拡充を進め、当第3四半期累計期間における新規開店店舗数は89店舗、累計開店店舗数は621店舗となった。

ハウス・リースバック事業の売上高は前年同期比21.2%増の86.06億円、セグメント利益が同26.6%増の9.09億円となった。住みながら自宅を売却できる不動産を活用した資金調達方法として、老後の生活資金や事業資金への活用など、さまざまな顧客の資金ニーズに応えてきた。さらなる事業拡大に向けた広告宣伝・人材投資の継続等により問い合わせ及び取扱い件数は順調に推移し、当第3四半期累計期間においては、757件を新規に取得し、404件を再売買、処分及びファンドや不動産買取会社等へ売却した。また、保有不動産は累計685件となり、賃貸用不動産として運用した。

金融事業の売上高は同28.9%減の5.95億円、セグメント利益が同34.4%増の1.27億円となった。グループの強みである全国ネットワークの査定力、販売力を活かし、不動産の活用による顧客の資金ニーズへの対応に注力した。リバースモーゲージ保証事業では、提携金融機関の新規開拓及び金融機関との連携強化による需要喚起を図り、当第3四半期累計期間における新規保証件数は235件、累計保証件数は760件となった。また、不動産担保融資では91件の融資を実行した。

不動産売買事業の売上高は同22.8%増の141.49億円、セグメント利益が同61.9%増の13.23億円となった。グループシナジーを活かし、不動産売買仲介直営店との連携により顧客ニーズの把握及び積極的な仕入を行ってきた。住宅ローンの超低金利が続く中、消費者の住宅購入に対するニーズは底堅さを維持し、取引件数は415件(同20.8%減)となった。

不動産流通事業の売上高は同9.7%減の13.85億円、セグメント利益が同43.1%増の5.22億円となった。不動産売買仲介事業を行い、ホームページ、新聞折込広告やテレビ・ラジオCM等のメディアを利用した広告宣伝に加え、地域密着型のポスティング戦略を通じて集客に注力した。住宅ローンの超低金利継続による実需は堅調に推移したが、一方で、注力事業への人員シフトのため店舗を統合し、当第3四半期累計期間における仲介件数は2,195件(同12.1%減)となった。

リフォーム事業の売上高は同4.4%減の18.90億円、セグメント利益が同14.7%増の1.12億円となった。不動産売買仲介事業との連携による中古住宅+リフォーム受注や、住宅設備メーカー等とコラボレーションしたリフォームイベントを積極的に開催することで集客に繋げてきた。新型コロナウイルス感染症再拡大の影響により、顧客動向は流動的なものとなったが、当第3四半期累計期間における契約件数は1,398件(同0.6%減)、完工件数は1,304件(同2.3%減)となった。

2022年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.2%増~13.8%増の391.00億円~444.38億円、営業利益が同14.8%増~41.9%増の29.73億円~36.73億円、経常利益が同11.4%増~39.2%増の28.00億円~35.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.3%増~42.9%増の18.48億円~23.10億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

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