PSSが急反落、前期の売り上げ拡大の反動減で22年6月期業績予想を下方修正
プレシジョン・システム・サイエンス<7707>が急反落している。13日の取引終了後、22年6月期の連結業績予想について、売上高を88億円から73億円(前期比21.5%減)へ、営業利益を7億5000万円から7000万円(同92.2%減)へ、最終損益を6億円の黒字から5000万円の赤字(前期7億9500万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。
前期に売り上げが大幅に拡大した全自動PCR検査装置と一部OEM取引先のDNA抽出装置販売の反動減の影響が想定よりも大きくなる見込みであることに加えて、試薬・消耗品販売の拡大が当初見込みには及ばない見通しであることなどが要因としている。
なお、同時に発表した第3四半期累計(21年7月~22年3月)決算は、売上高54億6100万円(前年同期比20.4%減)、営業利益1億1700万円(同82.2%減)、最終損益100万円の赤字(前年同期4億6200万円の黒字)だった。