三井松島HDは異彩の連続S高、超低PER・高配当利回りで海運株フィーバーに似た動き
三井松島ホールディングス<1518>が大幅続伸。一時500円高の2845円まで駆け上がり連日のストップ高を演じるなど異色の上昇トレンドを形成している。前週末に発表した決算発表で前期の営業利益が4倍以上に急拡大しただけでなく、今期は7割増益の143億円予想を発表したことがマーケットの驚きを誘った。前日は1本値でストップ高となり大引けに買い物を残したが、きょうも物色意欲にかげりは見られない。市場では「株主還元姿勢も高く、増配によって配当利回りが5.7%台と高い。また、PERは3倍台で超割安圏。これは、ひところの海運株人気と買いの根拠は一緒だ」(中堅証券ストラテジスト)としている。同社株は小型でボラティリティが高いこともあって、個人投資家を中心とした短期資金の格好の物色対象となっている。