ソフィアホールディングス---22年3月期は2ケタ増益、主要3事業がいずれも増益に
ソフィアホールディングス<6942>は13日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比3.5%増の117.83億円、営業利益が同20.8%増の8.83億円、経常利益が同18.7%増の8.89億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同22.2%増の6.13億円となった。
インターネット関連事業の売上高は前期比25.5%増の12.33億円、セグメント利益は同38.9%増の1.21億円となった。ICT(情報通信技術)を活用したサービスへの需要の高まりにより、SES事業が特に増加した。またオフィスソリューション事業も順調に立ち上がった。外注業務の内製化等による収益力向上への注力や、利益率の高い案件の伸長もあった。
通信事業の売上高は前期比8.5%増の36.00億円、セグメント利益は同11.6%増の4.83億円となった。コロナ禍によるテレワークの普及や、企業における働き方改革への取り組みなどを背景に、MVNOは自社サービスに加え、MVNO事業者支援サービスが順調に顧客を増やし、FVNOは着信課金サービスの通信量が増加した。
調剤薬局及びその周辺事業の売上高は前期比1.5%減の70.05億円、セグメント利益は同7.9%増の3.90億円となった。第1四半期連結会計期間に一部店舗を譲渡したことや、2021年4月の薬価改定の影響等によりわずかな減収となったが、譲渡した店舗に係る損失の減少や、利益率の高い技術料や介護報酬の獲得に努め増益となった。なお、当連結会計年度の末日現在において同社グループにおける薬局総数は、1店舗出店、1店舗譲渡し、56店舗となった。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.1%増の121.45億円、営業利益が同2.1%増の9.02億円、経常利益が同0.4%増の8.93億円といずれも過去最高の更新を見込んでいる。親会社株主に帰属する当期純利益については税効果会計の影響で前期比20.3%減の4.89億円を見込んでいる。
《ST》