多摩川HDが大幅続落、23年3月期は大幅減益見通し
多摩川ホールディングス<6838>が大幅続落している。16日の取引終了後に発表した23年3月期連結業績予想で、売上高50億1900万~58億1300万円(前期比19.5%~6.8%減)、営業利益6500万~1億6600万円(同82.7%~56.1%減)と大幅営業減益を見込むことが嫌気されている。
電子・通信機器事業で、世界的な半導体や非鉄金属材料の品薄状況から顧客から製品納期を後倒しされた契約が増加していることに加えて、再生可能エネルギー事業で、中国の新型コロナウイルス感染症拡大によるロックダウンにより、小型風力発電所機器の納入に通常よりも期間を要するなどの不確実性が見込まれるという。なお、年間配当は5~30円(前期7円)を予定している。
なお、22年3月期決算は、売上高62億3600万円(前の期比7.5%減)、営業利益3億7900万円(同79.1%増)だった。