OLCの戻り足鮮明、インバウンド特需見込み2万円大台復帰にらむ
オリエンタルランド<4661>の戻り足が鮮明。株価はきょうで4連騰となり1万9400円まで上値を伸ばし、今月2日ザラ場以来となる2万円大台回復を視野に捉えている。外国人観光客の入国制限の緩和が進むとの見方から、インバウンド関連株に物色の矛先が向いている。
そのなか同社は国内テーマパーク最大手として、恩恵を正面から享受できる関連株として継続的な買いが流入している。「ディズニー・プレミアアクセス」という新サービス導入により、利益率が高まるとの思惑も株高を後押ししている。同社株は4月28日を境に機関投資家とみられる売りに株価は急落局面を余儀なくされていた。しかし、今月中旬以降は売り物が切れ上値指向に変わった。下落過程で信用買い残も増加し直近で100万株台に乗せたが、流動性の高い銘柄で株価の重石にはなっていない状況だ。