富士古河E&Cはカイ気配スタートで3連騰、大幅増配続き高株主還元姿勢を評価
富士古河E&C<1775>はカイ気配で始まり3連騰と気を吐いている。同社は富士電機系のプラント・空調工事会社だが、資材価格の上昇もITを活用した合理化で利益率を維持、足もとの業績に反映させている。
25日取引終了後に発表した22年3月期決算は営業利益が前の期比10%増の65億9200万円と2ケタ伸長を達成。続く23年3月期は前期比微増の66億5000万円を見込んでいる。同社は株主還元に積極的な姿勢をみせており、前期は21年3月期実績から40円の大幅増配となる130円を実施する。これは従来計画に30円も上乗せされた。更に今期は20円増配の150円を計画、配当性向は30%に達する見通し。これを評価する形で投資資金が流入している。