シンワワイズの上げ足鮮烈、高額美術品などの売れ行きに追い風吹く
Shinwa Wise Holdings<2437>の上げ足が鮮烈。きょうは9%を超える上昇で675円まで駆け上がり、年初来高値を大幅に更新している。昨年3月にも急速人気化し735円の高値に買われたが、足もとはまだその株価水準には達していないものの、当時よりも売買高が高水準で需給相場の色が一段と強い。
市場では「直近、貸株調達による外資系証券経由の売りが急増しており、その買い戻しが上昇加速の背景にあるとみられる」(中堅証券マーケットアナリスト)という声が聞かれる。ここ国内でも高級時計や美術品などの売り上げが伸び、百貨店などの業績回復に反映されている。今後は外国人観光客の入国規制緩和で高額商品の需要増加も予想され、美術品公開オークションの企画・運営で業界首位の同社株の活躍余地も広がりそうだ。また、同社は子会社を通じて仮想空間における江戸の町「江戸バース」の展開に傾注しており、今後の展開が注目されている。