Fスターズが新値街道走る、量子コンピューターへの重点投資促進が追い風に
フィックスターズ<3687>が4%を超える上昇で新値街道を走っている。同社の株価は実質6月相場入りとなった5月30日を境に急速に上放れ、前週末3日は上ヒゲをつける形とはなったがザラ場912円まで上値を伸ばし、4月14日の高値905円を払拭して年初来高値に買われていた。きょうも目先筋の利益確定売りを吸収し上値追い態勢を継続している。
政府は前週2日に首相官邸で「総合科学技術・イノベーション会議」を開いたが、その際に岸田首相が量子技術の社会実装を加速すべく、官民協力しての重点投資促進に言及、これが量子コンピューター関連株の刺激材料となっている。同社は量子コンピューター分野で国内では先駆しており、昨年来、野村総合研究所<4307>や豊田通商<8015>、NTTデータ<9613>などとパートナー契約を結ぶなど提携戦略も活発化させている。