5日と25日線【ゴールデンクロス】低PBR 23社選出 <テクニカル特集> 6月10日版
10日の東京株式市場は日経平均株価が6日ぶりに大幅反落。欧州中央銀行(ECB)による量的緩和の終了が決まり、欧米での金融引き締め観測が高まるなか、警戒感からの売りが膨らんだ。日経平均が9日まで5営業日の上昇で、戻り歩調を強めていただけに、いったん利益確定売りも出た様子だ。特に、10日晩は米5月消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、模様眺め気分も強まるなか下値を拾う動きは限られた。半面、外国人観光客の受け入れ再開を好感され三越伊勢丹ホールディングス<3099>などインバウンド関連銘柄が値をあげた。日経平均終値は前日比422円安の2万7824円。プライム市場の値上がり銘柄数は176、値下がり銘柄数は1634、変わらずは28。
本特集では、テクニカル指標「移動平均線のゴールデンクロス」と企業の持つ株主資本(純資産)からみた株価指標で、理論上の解散価値を示す「PBR」に注目しました。プライム市場において、短期的な上昇トレンドに転換した可能性が高まった、5日と25日移動平均線がゴールデンクロスを本日示現した銘柄(10日終値ベース)をピックアップ。その中からPBRがプライム市場平均(1.22倍)を下回る上値余地のあるとみられる23社を選び出しました。
選出した銘柄は、本格的な上昇トレンドに転換しない場合でも、PBRが低く下値が限られるため、損失リスクが低いといえます。他の指標も併せて吟味し、買い候補として注目してはいかがでしょう。
⇒⇒ スタンダード・グロース市場を含めた全銘柄「5日と25日移動平均線のゴールデンクロス」も、併せてご活用ください。
銘柄名 PBR PER
<8544> 京葉銀 0.20 5.6
<5932> 三協立山 0.23 46.5
<8541> 愛媛銀 0.26 6.6
<7414> 小野建 0.40 5.3
<6798> SMK 0.44 9.6
<4092> 日本化 0.44 13.3
<5269> 日コン 0.44 14.2
<5233> 太平洋セメ 0.48 -
<6332> 月島機 0.50 10.5
<4633> サカタINX 0.51 7.0
<8511> 日証金 0.57 -
<9755> 応用地質 0.64 15.5
<1833> 奥村組 0.65 12.6
<6703> OKI 0.65 23.1
<8613> 丸三 0.67 -
<1959> 九電工 0.81 7.8
<4046> 大阪ソーダ 0.85 7.5
<9069> センコーHD 0.87 8.0
<1721> コムシスHD 0.91 11.4
<1719> 安藤ハザマ 0.97 8.8
<4061> デンカ 0.99 9.9
<2502> アサヒ 1.15 15.3
<4578> 大塚HD 1.16 16.5
※当情報は参考資料・データとして提供しております。売買に関する最終決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
株探ニュース