東京株式(前引け)=572円安、米株安嫌気し売り膨らむ

市況
2022年6月17日 11時49分

17日前引けの日経平均株価は前日比572円70銭安の2万5858円50銭。前場のプライム市場の売買高概算は7億1001万株、売買代金は1兆6071億円。値上がり銘柄数は216、値下がり銘柄数は1572、変わらずは50銘柄だった。

日経平均株価は大幅安。ザラ場では5月13日以来となる2万6000円割れに売られた。前日の米株式市場は、NYダウは前日比741ドル安の2万9927ドルと急落し3万ドルを割った。米連邦準備制度理事会(FRB)が15日に0.75%の利上げを発表し、金融引き締めに伴う景気悪化が警戒された。スイスや英国が16日に利上げを公表したことも嫌気された。これを受け、東京市場も売りが膨らむ展開。日経平均の下げ幅は一時、700円を超えた。半導体関連や海運、銀行株などが安い。

個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が安く、川崎汽船<9107>や日本郵船<9101>が軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>も値を下げた。ソフトバンクグループ<9984>やトヨタ自動車<7203>も売られた。半面、ファナック<6954>やダブル・スコープ<6619>、ベイカレント・コンサルティング<6532>が買われた。

出所:MINKABU PRESS

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