弱気相場の一時的上昇局面は続くとの見方も=米国株

市況
2022年6月28日 2時44分

NY株式27日(NY時間13:34)

ダウ平均   31463.36(-37.32 -0.12%)

ナスダック   11542.67(-64.95 -0.58%)

CME日経平均先物 26795(大証終比:+25 +0.09%)

NY時間の午後に入ってダウ平均は先週末終値付近での振幅が続いている。今週は四半期末を控える中、ファンド勢にリバランスに絡んだ買い戻しも指摘されている。一方、上値では先週の急反発からの反動で戻り売りも並んでおり、一進一退の値動きが続いている。

弱気派の1人であるモルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏は米国株について、現在の上昇局面が続くとみているが、その後は再び下落するとの見通しを示した。ブルームバーグが伝えた。

ウィルソン氏率いる同行のストラテジストは、S&P500種株価指数がさらに5ー7%上昇する可能性があると予想。ただ、その後は下げが再開するとみている。債券利回り低下と原油価格下落が急激なインフレを巡る懸念を緩和し、S&P500種が週間ベースで4週ぶりに上昇するのに寄与したとリポートで指摘した。

今年の株安を的確に予測したウィルソン氏は、下値から38-50%の戻りがあっても、過去の弱気相場の上昇局面と比べて不自然あるいは乖離(かいり)しているというわけではないと指摘。これに基づけばS&P500種は最高4200へと上昇する可能性があり、先週末終値からは5-7%程度の上昇となるという。同氏は金利敏感銘柄が上げを主導するとみる。

その一方で、インフレのピークではなく、原油安や利回り低下を招く景気後退への懸念から株式相場は最終的に再び下値を模索すると警告した。

景気のソフトランディングという同氏の基本シナリオでは、S&P500種は3400ー3500と、先週末終値から最大13%下落して底をつける。リセッションに陥った場合、23%余り下落し、3000程度へ落ち込むと予想した。

アップル<AAPL> 142.00(+0.34 +0.24%)

マイクロソフト<MSFT> 265.00(-2.70 -1.01%)

アマゾン<AMZN> 113.91(-2.55 -2.19%)

アルファベットC<GOOG> 2335.31(-35.45 -1.50%)

テスラ<TSLA> 731.49(-5.64 -0.76%)

メタ・プラットフォームズ<META> 169.32(-0.84 -0.49%)

AMD<AMD> 86.78(-0.30 -0.34%)

エヌビディア<NVDA> 169.48(-1.78 -1.04%)

ツイッター<TWTR> 39.36(-0.05 -0.13%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.