話題株ピックアップ【夕刊】(3):ソケッツ、バーチャレク、ソフトフロン

注目
2022年6月28日 15時18分

■ソケッツ <3634>  976円  +150 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値

ソケッツ<3634>がストップ高。27日の取引終了後、クッキーレス感性ターゲティング広告サービス「Trig’s」の商用サービスを開始したと発表しており、これが好感された。同サービスは、クッキーを利用することなく、インターネットメディアを通じて情報に接している人の感情や感性を人工知能(AI)で推測し、関連情報や関連広告を表示する世界的にも先進的な取り組み。まずは集英社(東京都千代田区)webメディア9媒体と連携するが、連携メディアは順次拡大される予定。なお、23年3月期業績予想は現時点では変更はないという。

■バーチャレク <6193>  1,205円  +169 円 (+16.3%)  本日終値

バーチャレクス・ホールディングス<6193>が急伸。27日の取引終了後、三井不動産<8801>グループのShareTomorrowが運営するシェアリング商業プラットフォーム「MIKKE!(ミッケ)」事業向けに、最適化AIプラットフォーム「TENKEI」のエンジンを提供したと発表しており、これが材料視されたようだ。TENKEIは、バーチャレクスグループのバーチャレクス・コンサルティングとタイムインターメディアが開発・導入を行うもの。MIKKE!を利用する出店者に対して最適な出店スケジューリングを行うツールとして同エンジンが採用されたという。

■ソフトフロン <2321>  97円  +13 円 (+15.5%)  本日終値

ソフトフロントホールディングス<2321>が大幅高で、一時3月28日につけた年初来高値110円にツラ合わせした。同社は27日取引終了後に、これまで非開示としていた23年3月期通期の連結業績予想を公表。営業損益の見通しを3000万円の黒字(前期は1700万円の赤字)としていることが好感されたようだ。売上高は前期比2.1倍の8億円を見込む。同社は既存事業の再構築と事業基盤の強化、財務基盤の充実と戦略的な投資計画の実行、資本・業務提携、M&Aによる業容の拡大に取り組んでおり、業績はそれらの実施時期・状況によって大きく変動することから未定としていた。また、子会社のサイト・パブリスがコンテンツ・マネジメント・システムの新たな製品「SITE PUBLIS Connect(サイト パブリス コネクト)」を開発し、サービスの提供を開始することもあわせて発表。同製品は、さまざまなwebサイト/コンテンツ配信基盤の構築プロジェクトで、「低コスト」「短時間」での完成が実現可能になるとしており、販売開始は8月を予定している。

■パス <3840>  76円  +10 円 (+15.2%)  本日終値

パス<3840>は急騰。化粧品を軸に通販事業に特化し経営再建を図っている。27日取引終了後、同社が北海道医療大学と共同研究している「微細藻類由来フコキサンチンによる大腸がん化学予防」の実験結果第1弾として、モデルマウスへの抗がん効果を確認したことを発表、これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけた。ここ時価総額の小さい低位株が物色人気を博しているが、株価100円未満の同社株もその流れに乗る形。時価総額は前日終値換算で30億円弱と小型であり、短期値幅取りを狙った買いを呼び込んでいる。

■シンワワイズ <2437>  1,671円  +140 円 (+9.1%)  本日終値

Shinwa Wise Holdings<2437>の上げ足が一段と加速している。今月10日から増し担保規制などの信用規制の対象となっているが、今月下旬を境に一気に噴き上げる格好となっている。美術品公開オークションの企画・運営で業界トップの実績を有し、NFTアートオークションを開催し成功を収めるなど、メタバース分野への展開にも意欲的だ。子会社を設立して積極的な取り組みをみせている、エドバース事業にマーケットの関心が高い。株式需給面では外資系などを中心とした貸株調達に伴う空売りが急増していることで、これを足場に踏み上げ相場突入の様相となっている。

■バンクオブイ <4393>  3,145円  +241 円 (+8.3%)  本日終値

バンク・オブ・イノベーション<4393>が後場急伸。きょう午前11時30分ごろ、子会社が運営するマッチングアプリ「恋庭」がTBS系火曜ドラマ「ユニコーンに乗って」のアプリ監修として参加すると発表。これが材料視され、後場寄りから一気に水準を切り上げる展開となった。

■東洋電機製造 <6505>  981円  +73 円 (+8.0%) 一時ストップ高   本日終値

東洋電機製造<6505>が大幅高となっている。同社は27日、2018年にJR東日本<9020>から受託した鉄道用超電導フライホイール蓄電システムの機器製作、試験報告書の作成などに係る業務について同システムの納品を完了し、このほどJR東日本が実証実験を開始したと発表。このシステムは、18年に山梨県、鉄道総合技術研究所、JR東日本が締結した「鉄道用超電導フライホイール蓄電システムの技術開発に関する基本合意」に基づき、鉄道分野での世界初の実用化に向けて開発が進められたもの。同社は電力変換装置の設計製造を行うとともに、ミラプロ(山梨県北杜市)と連携し、システム構築の全体とりまとめを担っている。なお、フライホイール蓄電システムとは、装置の内部にある大型の円盤(フライホイール)を回転させることによって、回生電力を運動エネルギーとして貯え(充電)、必要に応じて運動エネルギーを再び電力に変換(放電)する仕組みとなっている。

■ワイエイシイ <6298>  1,770円  +117 円 (+7.1%)  本日終値

ワイエイシイホールディングス<6298>は3日続伸。午前10時ごろ、新製品開発の進捗状況に関する報告動画をアップし、なかで「アルツハイマー型認知症早期発見装置」について、高感度デジタルバイオ測定技術を活用してアルツハイマー型認知症の疾病マーカーの一つである血中アミロイドβ40 の測定に成功したと発表しており、これが好材料視されたようだ。同社では量産試作機を23年3月をメドに発表するとしている。また、同じく開発中のマグネシウム電池について、4月以降ユーザーフィールドテストからフィードバックをもとに量産製品の開発設計を進めているとしている。

■きずなホールディングス <7086>  1,996円  +116 円 (+6.2%)  本日終値

きずなホールディングス<7086>は大幅高で4日続伸。27日の取引終了後、集計中の22年5月期連結業績について、売上高が92億円から92億7000万円(前の期比15.4%増)へ、営業利益が10億円から10億7000万円(同46.0%増)へ、純利益が4億8000万円から5億7500万円(同60.2%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響長期化に伴い、葬儀単価が予想を下回る一方、広告宣伝投資の積極化などにより葬儀件数は計画を上回ったことが要因。また、内製化をはじめとしたコスト抑制や人員採用の遅れなども寄与した。

■パレモ・HD <2778>  173円  +7 円 (+4.2%)  本日終値

パレモ・ホールディングス<2778>は反発。27日の取引終了後に発表した6月度(5月21日~6月20日)の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比18.9%増となり、4カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。外出需要の高まりから、アパレル事業でリゾート系ワンピース、半袖ブラウスなどの布帛商品に加え、帽子、サンダルなどに動きが見られた。また、雑貨事業では300円均一雑貨業態の「illusie300」で、帽子や日傘などの紫外線対策商品の販売が好調だった。なお、全社売上高は同11.6%増だった。

●ストップ高銘柄

グローバルウェイ <3936>  397円  +80 円 (+25.2%) ストップ高   本日終値

コムシード <3739>  626円  +100 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値

KLab <3656>  546円  +80 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値

イーディーピー <7794>  10,510円  +1,500 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値

サイバーステップ <3810>  737円  +100 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値

など、10銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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