注目銘柄ダイジェスト(前場):サンリオ、サスメド、三共生興など

市況
2022年6月30日 11時47分

レオパレス21<8848>:287円(+17円)

大幅続伸。22年3月期の有価証券報告書を提出した結果、同期において債務超過が解消されたことから、東証より上場廃止に係る猶予期間入り銘柄を解除されたと発表している。同社は21年3月期において81億円超の債務超過となっていた。5月16日の決算発表で債務超過解消の見込みは示されていたが、東証からの正式発表を受けて、あらためて買い安心感が強まる格好にも。

三共生興<8018>:623円(+58円)

大幅続伸。発行済み株式数の6.74%に当たる300万株、18.5億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は7月1日から9月30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることを取得目的としている。比較的短期間で高水準の取得規模となっていることから、短期的な需給インパクトが期待できるとの見方が先行へ。

シダックス<4837>:688円 カ -

ストップ高買い気配。オイシックス・ラ・大地が投資ファンドユニゾン・キャピタルから同社優先株を取得し、給食事業などで業務提携を検討すると発表している。取得額は80億円で、普通株に転換した際の出資比率は26.5%となり、同社は持分法適用会社になる見通しのようだ。具体的な協業策などは今後検討されていくとみられるが、食材の共同調達によるコスト削減なども進むとみられ、提携効果を期待する動きが先行している。

サニーサイド<2180>:666円(+58円)

大幅続伸で一時ストップ高。米子会社の持分譲渡、並びに業績予想の上方修正を発表している。22年6月期営業利益は従来予想の7億円から7.5億円、前期比44.5%増に引き上げ。第3四半期決算時に続く上方修正となる形に。また、発行済み株式数の0.99%に当たる15万株、1億円を上限とする自己株式の取得実施も発表、取得期間は7月1日から12月31日までとしている。

サンリオ<8136>:3070円(+358円)

大幅反発。子会社のサンリオ上海がアリババグループのAlifish社とマスターライセンス契約を締結したと発表している。Alifish社は同社キャラクターのデザインされた商品の中国における製造・販売およびそのライセンスを行う独占的権利を取得する一方、サンリオ上海はAlifish社が得る収益の一定割合についてロイヤリティを受ける。中国を代表するITプラットフォーマーのグループ会社であるため、収益寄与が期待できるとの見方が先行。

サスメド<4263>:891円(+91円)

一時ストップ高。医薬品開発のアキュリスファーマ(東京都港区)とブロックチェーン技術を用いた治験の実施に関する契約を締結したと発表している。アキュリスファーマが予定するヒスタミンH3受容体拮抗薬/逆作動薬pitolisantに関する国内第3相臨床試験の治験業務の一部をサスメドが受託し、治験にサスメドの臨床試験システムを導入する。同システムの導入に関する詳細については、別途ライセンス契約を締結する予定。

スパイダープラス<4192>:385円(+21円)

大幅に4日ぶり反発。チェンジ<3962>とともに自治体DX推進に関する取り組みを開始すると発表している。スパイダープラスが開発・販売する建設DXサービス「SPIDERPLUS」の導入について、800超の自治体にデジタルプラットフォームを提供するチェンジが支援する予定。自治体向けの施設管理業務でチェンジが持つサービスや知見・経験を「SPIDERPLUS」と組み合わせ、ソリューション開発を進めることも検討する。

リボミック<4591>:220円(+17円)

大幅に続伸。東京大学医科学研究所・RNA医科学社会連携研究部門と共同研究を進めているアプタマー開発と有効性評価の成果が学術誌に掲載されたと発表している。形質転換増殖因子β1に対するアプタマーで、ヒト非小細胞性肺がん細胞を用いた固形がんモデルマウスに対して効果を検証した結果、既存の抗がん剤との併用療法で各単剤治療と比較して休薬後の治療効果が長く持続することを確認したという。

《ST》

提供:フィスコ

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