高島屋はカイ気配で始まる、3~5月期最終損益黒字化で見直し買いが優勢に
高島屋<8233>はカイ気配で始まる人気となり続伸、1300円台後半に歩を進めている。百貨店大手でリベンジ消費関連の一角として同社の足もとの業績にマーケットの視線が集まっている。前日取引終了後に発表された同社の23年2月期第1四半期(22年3~5月)決算は最終損益が53億4500万円の黒字(前年同期は13億500万円の赤字)だった。前年同期は新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休業などの影響で同期間は赤字を余儀なくされたが、今期はそこから立ち直り回復色を強めたことで、これを評価する買いを引き寄せている。通期業績予想については従来見通しを据え置いた(最終利益は100億円予想)が、今後はインバウンド需要なども見込めることで、増額修正への期待も膨らみやすい。