本日注目すべき【好決算】銘柄 大有機、セブン&アイ、C&R (7日大引け後 発表分)

注目
2022年7月8日 7時01分

7日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

大有機 <4187> [東証P]  ★上期経常は一転14%増益で上振れ着地、配当増額と自社株買いも発表

◆22年11月期上期(21年12月-22年5月)の連結経常利益は前年同期比14.3%増の35.2億円に伸び、従来の2.8%減益予想から一転して増益で着地。半導体材料の旺盛な需要が継続し、電子材料事業の収益が大きく伸びたことが寄与。化成品事業は自動車塗料用が低調だったものの、UVインクジェット用インク向けや光学用粘着剤用途は増勢だった。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の52円→53円(前期は50円)に増額修正した。

併せて、発行済み株式数の1.34%にあたる30万株または6億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

ドーン <2303> [東証S]  ★今期経常は9%増で3期連続最高益、1円増配へ

◆22年5月期の経常利益(非連結)は前の期比17.8%増の4億円で着地。続く23年5月期も前期比8.9%増の4.4億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力の「NET119緊急通報システム」などクラウドサービスの新規契約獲得を進めるほか、受託開発ではクラウドサービスの初期構築案件や電力会社の施設管理向け地理情報システムの受注を見込む。

併せて、今期の年間配当は前期比1円増の15円に増配する方針とした。

セブン&アイ <3382> [東証P]  ★3-5月期(1Q)経常は37%増益、通期上方修正

◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比36.7%増の955億円に拡大して着地。米コンビニ「スピードウェイ」の買収効果で、海外コンビニエンスストア事業の収益が大きく伸びたことが寄与。

併せて、想定為替レートを円安方向へ見直したことも踏まえ、通期の同利益を従来予想の4020億円→4135億円に2.9%上方修正。増益率が12.1%増→15.3%増に拡大する見通しとなった。

C&R <4763> [東証P]  ★3-5月期(1Q)経常は36%増益で着地

◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比35.9%増の16.9億円に拡大して着地。国内クリエイティブ分野でプロデュース事業やエージェンシー事業、電子書籍・YouTubeなどのライツマネジメント事業が好調だったほか、医師紹介事業を中心とする医療分野も大きく伸びた。

上期計画の25億円に対する進捗率は67.8%に達しており、業績上振れが期待される。

オンワード <8016> [東証P]  ★3-5月期(1Q)経常は34%増益・通期計画を超過

◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比33.5%増の26.3億円に拡大して着地。市況回復やマーケティング施策の成果を背景に、主力のオンワード樫山を中心に国内事業が伸びたことが寄与。値引き販売の抑制や在庫一元管理の徹底なども大幅増益につながった。

第1四半期実績だけで、通期計画の20.5億円をすでに超過しており、業績上振れが期待される。

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