本日注目すべき【好決算】銘柄 シリコンスタ、ローソン、ローツェ (11日大引け後 発表分)

注目
2022年7月12日 7時01分

11日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

シリコンスタ <3907> [東証G]  ★上期経常は黒字浮上・通期計画を超過

◆22年11月期上期(21年12月-22年5月)の連結経常損益は1億0100万円の黒字(前年同期は2億1600万円の赤字)に浮上して着地。主力の受託開発はゲーム開発環境構築支援に加え、機械学習向け教師画像生成ソリューションなどの引き合いが強かった。人材事業で有料職業紹介の成約件数が増加したことなども利益改善につながった。

通期計画の1億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

ローソン <2651> [東証P]  ★3-5月期(1Q)経常は31%増益で着地

◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比30.8%増の135億円に拡大して着地。新型コロナウイルスの感染者が減少し、人流も回復傾向となるなか、国内コンビニエンスストア事業の収益が大きく伸び、40.5%の大幅増収を達成したことが寄与。

ローツェ <6323> [東証P]  ★3-5月期(1Q)経常は2倍増益で着地

◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の71.8億円に急拡大して着地。半導体製造設備への投資が活発化するなか、半導体関連装置の販売が大きく伸びたことが寄与。円安による為替差益の増加も利益を押し上げた。

上期計画の118億円に対する進捗率は60.6%に達しており、業績上振れが期待される。

シライ電子 <6658> [東証S]  ★今期経常を44%上方修正

◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円→13億円に44.4%上方修正。減益率が39.0%減→11.9%減に縮小する見通しとなった。カーエレクトロニクスを中心に引き続き受注が堅調に推移するなか、生産効率の向上による原価低減や管理可能個別固定費の圧縮などが寄与し、採算が大きく改善する。

進和 <7607> [東証P]  ★今期経常を27%上方修正・2期ぶり最高益更新へ

◆22年8月期第3四半期累計(21年9月-22年5月)の連結経常利益は前年同期比63.0%増の47.2億円に拡大して着地。日系自動車メーカー向けプロジェクトが順調に進捗した中国をはじめ、米国やインドネシアなど海外子会社の業績が好調に推移したほか、中国の半導体・エレクトロニクスデバイスメーカー向けに自社製品の超精密塗布装置が大きく伸びたことが寄与。

業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の44億円→56億円に27.3%上方修正。増益率が6.3%増→35.3%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

ノダ <7879> [東証S]  ★上期経常を66%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆22年11月期上期(21年12月-22年5月)の連結経常利益を従来予想の30億円→49.8億円に66.0%上方修正。増益率が72.6%増→2.9倍に拡大し、従来の5期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。木材の供給不足や価格高騰が続くなか、フロアや建具など建材製品を値上げしたことに加え、合板の販売価格が大幅に上昇したことが収益を押し上げた。

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