ワッツが反発、原価率改善が進み22年8月期営業利益予想を上方修正
ワッツ<2735>が反発している。11日の取引終了後、22年8月期の連結業績予想について、営業利益を10億3500万円から11億円(前期比34.1%減)へ、純利益を5億1000万円から8億3000万円(同14.1%減)へ上方修正したことが好感されている。
100円ショップ既存店売上高が想定よりも低調に推移していることや、出店数が計画を下回っていることから、売上高は602億円から580億円(同14.4%増)へ下方修正したが、商品原価率の改善が想定よりも進んだことや、人件費、出店・改装関連費用が計画よりも抑えられたことが利益を押し上げた。また、第4四半期に法人税等調整額を計上する見込みであることも寄与する。
なお、同時に発表した第3四半期累計(21年9月~22年5月)決算は、売上高434億7600万円(前年同期比13.4%増)、営業利益9億500万円(同37.8%減)、純利益5億1800万円(同48.4%減)だった。