本日注目すべき【好決算】銘柄 竹内製作所、AGC、東宝 (12日大引け後 発表分)

注目
2022年7月13日 7時01分

12日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

竹内製作所 <6432> [東証P]  ★今期経常を30%上方修正

◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比33.7%増の57.7億円に拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の128億円→166億円に29.7%上方修正。減益率が29.2%減→8.2%減に縮小する見通しとなった。

部品到達難の影響が想定より少なく、北米や欧州向け製品の販売台数が増加することが寄与。円安進行によるプラス効果も上振れに貢献する。

パルHD <2726> [東証P]  ★今期経常を33%上方修正・3期ぶり最高益更新へ

◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の45.6億円に急拡大して着地。EC販売が各種プロモーションの効果で好調に推移したことに加え、消費者マインドが想定を上回るスピードで回復し、衣料事業の売上高がコロナ前の水準を上回ったことが寄与。

第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の83億円→110億円に32.5%上方修正。増益率が8.4%増→43.6%増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

AGC <5201> [東証P]  ★上期営業を一転21%増益に上方修正・12期ぶり最高益更新へ

◆22年12月期上期(1-6月)の連結営業利益を従来予想の950億円→1150億円に21.1%上方修正。従来の0.2%減益予想から一転して20.8%増益を見込み、一気に12期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。東南アジアにおける苛性ソーダと塩化ビニール樹脂の販売価格が想定より高い水準で推移したことが寄与。欧州の建築用ガラス事業で原燃材料価格上昇分を販売価格に転嫁したことなども上振れの要因となった。

三協立山 <5932> [東証P]  ★前期経常が上振れ着地・今期は12%増益、5円増配へ

◆22年5月期の連結経常利益は前の期比20.1%減の41.9億円になったが、従来予想の31億円を上回って着地。続く23年5月期は前期比12.0%増の47億円に伸びる見通しとなった。前期上振れは円安による為替差益などを計上したことが要因。今期は自動車分野を中心とする物量増加や収益改善効果などで欧州子会社が黒字化する見込み。

併せて、今期の年間配当は前期比5円増の20円に増配する方針とした。

インターアク <7725> [東証P]  ★今期経常は86%増で4期ぶり最高益、5円増配へ

◆22年5月期の連結経常利益は前の期比31.6%減の11.9億円に落ち込んだものの、続く23年5月期は前期比86.0%増の22.2億円に急拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期はIoT関連事業で海外顧客向けを中心に収益性の高い製品の販売が伸びるほか、インダストリー4.0推進事業では歯車試験機の好調が継続し、26.7%の大幅増収を見込む。

併せて、今期の年間配当は前期比5円増の25円に増配する方針とした。

井筒屋 <8260> [東証S]  ★3-5月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地

◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の3.6億円に急拡大して着地。まん延防止等重点措置が解除された3月以降、消費の回復がみられるなか、高額品などの販売好調が続いた。

第1四半期実績だけで、通期計画の7億円に対する進捗率は52.4%に達しており、業績上振れが期待される。

東宝 <9602> [東証P]  ★3-5月期(1Q)経常は46%増益で着地

◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比45.9%増の158億円に拡大して着地。前期にヒットした映画「劇場版 呪術廻戦 0」の続映に加え、「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」をはじめとする定番アニメシリーズなどが好調だったことが寄与。映画館の事業環境が改善したことも大幅増益につながった。

併せて、発行済み株式数の0.57%にあたる100万株または60億円を上限にToSTNeT-3で自社株買いを実施すると発表。

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