東宝が買い人気集める、映画好調で3~5月期の利益の大幅伸長を好感
東宝<9602>はカイ気配スタートで5000円台を回復し、年初来高値を更新。同社が12日取引終了後に発表した23年2月期第1四半期(22年3~5月)の決算は営業利益が142億7300万円となった。「収益認識に関する会計基準」を考慮して単純比較はできないものの、前年同期実績の105億1800万円と比べて36%弱の伸びを示している。
新型コロナウイルスの影響が一巡し映画館への客足が回復し、「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」や「ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」、「シン・ウルトラマン」などのヒット作が収益を押し上げた。このほか演劇事業などの復調も業績に寄与している。これを受けて、上値を見込んだ買いが優勢となっている。