JMDCが3日ぶり反発、リアルワールドデータを子会社化へ
JMDC<4483>が3日ぶりに反発している。12日の取引終了後、診療情報などのデータベース構築事業を手掛けるリアルワールドデータ(京都市中京区)の株式の92.67%を7月29日をメドに取得し子会社化すると発表しており、これが好材料視されている。
今回の子会社化により、データアセットの拡充と、データ利活用のポテンシャルを更に高めることが可能になると判断したという。具体的には、医療機関由来の電子カルテデータについて、225施設、約2440万人分のデータアセットを拡充することが可能となり、特にがんなど製薬企業からのニーズが高い領域のデータを豊富に有していることから、疫学的アプローチのエビデンスとして製薬企業を中心に広く活用されていく潜在性を有しているという。なお、同件による23年3月期業績に与える影響は精査中としている。