話題株ピックアップ【夕刊】(3):助川電気、オキサイド、ロボホーム
■助川電気工業 <7711> 1,296円 +154 円 (+13.5%) 本日終値
助川電気工業<7711>、東京エネシス<1945>、太平電業<1968>のほか、高田工業所<1966>、日本ギア工業<6356>など一連の原発関連株が高い。岸田首相が前日14日の記者会見で今冬に原発を最大9基稼働させ、国内全体の電力消費量の約1割に相当する分を確保する方針を示した。これを受け、マーケットでは原発再稼働に対する思惑が改めて広がっており、原発関連に位置づけられる関連群に物色の矛先が向かった。
■ユーピーアール <7065> 1,272円 +126 円 (+11.0%) 本日終値
ユーピーアール<7065>が大幅高で3日続伸14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(21年9月~22年5月)連結決算が、売上高99億2000万円(前年同期比2.1%増)、営業利益4億100万円(同3.7%増)、純利益5億5400万円(同38.8%増)と増収増益となったことが好感された。輸送用レンタルパレットの需要が増加し、取扱量が拡大したことに加えて、医薬品輸送などで需要が拡大している温度管理付き追跡システム「なんつい」が順調に伸長し、物流IoTが2ケタ成長となったことが牽引した。また、第1四半期に大口のレンタルパレット紛失処理が発生し、営業外収益に想定を超える受取補償金を計上したことも寄与した。なお、22年8月期通期業績予想は、売上高133億円(前期比2.9%増)、営業利益5億5000万円(同3.7%増)、純利益6億3000万円(同12.2%増)の従来見通しを据え置いている。
■オキサイド <6521> 4,790円 +415 円 (+9.5%) 本日終値
オキサイド<6521>が急伸。14日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)単独決算が、売上高14億1900万円(前年同期比23.0%増)、営業利益3億2400万円(同2.6倍)、純利益2億4800万円(同2.0倍)と大幅増益となったことが好感された。データセンターやDX/GX投資による半導体需要が引き続き旺盛であることを背景に、半導体事業の好調が持続したほか、光計測・新領域事業も海外顧客がレーザ製品の導入を再開したことで堅調に推移した。また、ヘルスケア事業ではPET装置向けシンチレータ単結晶の売り上げが伸長した。なお、23年2月期通期業績予想は、売上高63億3900万円(前期比33.3%増)、営業利益7億600万円(同18.3%増)、純利益4億8700万円(同1.8%減)の従来見通しを据え置いている。
■Robot Home <1435> 198円 +17 円 (+9.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
Robot Home<1435>が大幅高。同社は14日、子会社のResidence kitがパナソニック ホールディングス<6752>グループでパナソニック傘下のエレクトリックワークスと、インターホンシステムを共同開発すると発表しており、これが材料視されたようだ。この共同開発でResidence kitは、パナソニックが開発したマンションインターホン機器とのアプリ連携を行い、パナソニックは入居者アプリとの連携のためのマンションインターホン機器のソフトウエアを開発するという。
■バリュエンス <9270> 2,075円 +178 円 (+9.4%) 本日終値
バリュエンスホールディングス<9270>が大幅続伸。同社は14日取引終了後に、22年8月期第3四半期累計(21年9月~22年5月)の連結決算を発表。営業利益が前年同期比2.1倍の9億3400万円となったことが好感されたようだ。売上高は同18.7%増の443億9900万円で着地。仕入れが好調だったことや、自社オークション「STAR BUYERS AUCTION(SBA)」の改善効果などが寄与した。なお、通期業績予想は売上高643億円(前期比22.4%増)、営業利益18億円(同54.0%増)とする従来計画を据え置いている。
■ニイタカ <4465> 2,352円 +174 円 (+8.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
ニイタカ<4465>は急伸。14日の取引終了後、25年5月期に売上高225億円(22年5月期177億9200万円)、営業利益24億円(同18億2500万円)、配当性向30%以上を目指す中期経営計画を発表したことが好材料視された。将来的に業務用洗剤シェア国内首位を目指し、同中計期間は製品品質・顧客対応での差別化に取り組むことで既存事業の拡大を図り、強みを生かした新製品開発・新規業態開拓にも注力するとしている。
■Bエンジニア <7352> 1,053円 +54 円 (+5.4%) 本日終値
Branding Engineer<7352>が3日続伸。同社は14日取引終了後に、22年8月期第3四半期累計(21年9月~22年5月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比42.9%増の1億8000万円となり、通期計画の1億7800万円を超過したことが好感されたようだ。売上高は同57.2%増の47億8300万円で着地。ITエンジニアの独立支援を行うMidworksを中心としたエンジニアプラットフォームサービスの成長が全体の売り上げを牽引した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■テクノフレックス <3449> 1,022円 +22 円 (+2.2%) 本日終値
テクノフレックス<3449>が堅調な動き。14日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、売上高が105億5000万円から109億9500万円(前年同期比24.1%増)へ、営業利益が13億5000万円から15億2300万円(同30.3%増)へ、純利益が9億5000万円から15億7600万円(同2.1倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。主力の継手事業が収益を伸ばしたことが要因。また、4月1日付で連結子会社のアクアリザーブを吸収合併したことに伴う税効果も影響した。また、同時に中間20円・期末21円の年41円を予定していた配当予想を中間21円・期末23円の年44円にすると発表したことも好材料視されている。前期実績に対しては3円の増配となる予定だ。
■日本エンタープライズ <4829> 156円 +3 円 (+2.0%) 本日終値
日本エンタープライズ<4829>が急伸。14日の取引終了後に発表した23年5月期連結業績予想で、売上高43億円(前期比7.0%増)、営業利益1億9500万円(同89.9%増)、純利益1億円(同39.6%増)と大幅増益を見込むことが好感された。スマートフォンやタブレットなど新規端末の品薄状態の影響は続くものの、企業における端末の買い替え需要が旺盛であるため、キッティング(セットアップ)支援などのビジネスサポートに注力する方針。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)関連開発などソリューション事業でも顧客提案を進めるとしている。なお、22年5月期決算は、会計基準の変更に伴い前の期との増減率の開示はないものの、売上高40億1900万円、営業利益1億200万円、純利益7100万円だった。
■アクシージア <4936> 933円 +3 円 (+0.3%) 本日終値
アクシージア<4936>が反発。14日の取引終了後、22年7月期の連結業績予想について、売上高を71億1700万円から80億円(前期比38.2%増)へ、営業利益を14億6600万円から15億円(同8.5%増)へ、純利益を9億3000万円から10億5000万円(同20.9%増)へ上方修正したことが好感された。中国最大のECセールの一つである6月の「618」商戦による成果が前年を大きく上回ったことなどが要因としている。
●ストップ高銘柄
キャンバス <4575> 999円 +150 円 (+17.7%) ストップ高 本日終値
ワンダープラネット <4199> 3,360円 +504 円 (+17.7%) ストップ高 本日終値
岡野バルブ製造 <6492> 3,380円 +500 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
PSS <7707> 783円 +100 円 (+14.6%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
24セブン <7074> 570円 -100 円 (-14.9%) ストップ安 本日終値
関通 <9326> 595円 -100 円 (-14.4%) ストップ安 本日終値
以上、2銘柄
株探ニュース