【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、一部の値がさ株が買われて底堅く推移 (7月15日)

市況
2022年7月15日 16時11分

日経平均株価

始値  26736.08

高値  26857.77(09:06)

安値  26571.38(10:07)

大引け 26788.47(前日比 +145.08 、 +0.54% )

売買高  10億7831万株 (東証プライム概算)

売買代金  2兆5444億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は145円高と3日続伸、後場は一進一退状態

2.前日の米市場は、NYダウが下落もナスダック指数は上昇

3.日経平均は一時マイナス圏に転落も買い直され値を戻す

4.前日に業績の増額修正を発表したファストリは大幅高に

5.東エレクやレーザーテクなど半導体関連株は値を下げる

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは142ドル安と5日続落した。6月の米卸売物価指数が市場予想を市場予想を上回ったことからFRBによる利上げ観測が強まり売りが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は3日続伸。ファーストリテイリング<9983>などが買われ底堅く推移した。

前日の米株式市場では、NYダウは下落したがナスダック指数は上昇した。また為替は1ドル=139円前後の円安水準にあることも追い風となり、この日の日経平均は値を上げてスタートした。朝方、買い一巡後に一時マイナス圏に下落する場面があったが、下値には再び買いが入り値を戻した。前日に業績の増額修正を発表したファストリの大幅高が日経平均の上昇に寄与した。TOPIXは小幅安だった。東京市場は明日から3連休となるほか、今晩の米6月小売売上高などの発表待ちで、後場は様子見姿勢が強まり一進一退が続いた。

個別銘柄では、トヨタ自動車<7203>や任天堂<7974>、キーエンス<6861>が高く、日本電産<6594>やリクルートホールディングス<6098>、ダイキン工業<6367>が値を上げた。日本郵船<9101>や商船三井<9104>がしっかり。Sansan<4443>が急伸し、SHIFT<3697>が買われた。

半面、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>といった半導体関連株は朝高後に値を消した。ソフトバンクグループ<9984>や東京電力ホールディングス<9501>が軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった銀行株が売られた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、塩野義 <4507>、ダイキン <6367>、任天堂 <7974>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約245円。うち214円はファストリ1銘柄によるもの。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、アドテスト <6857>、富士フイルム <4901>、日産化 <4021>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約58円。

東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)電気・ガス業、(3)精密機器、(4)輸送用機器、(5)小売業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)銀行業、(3)保険業、(4)その他金融業、(5)不動産業。

■個別材料株

△ロボホーム <1435> [東証P]

子会社がパナソニックグループ企業とインターホンを共同開発へ。

△TKP <3479> [東証G]

3~5月期営業黒字転換。

△ラクス <3923> [東証P]

クラウド事業の高成長継続し6月売上高34%増。

△Sワイヤー <3929> [東証G]

グループ会社が手掛ける翻訳業務のインバウンド需要が急増。

△Sansan <4443> [東証P]

今期好業績見通しを評価。

△オキサイド <6521> [東証G]

23年2月期第1四半期の営業利益2.6倍。

△upr <7065> [東証S]

輸送用レンタルパレット好調で第3四半期3.7%営業増益。

△日野自 <7205> [東証P]

「大型トラックの生産再開」との報道。

△バリュエンス <9270> [東証G]

仕入れ好調で第3四半期営業益2.1倍。

△ファストリ <9983> [東証P]

22年8月期業績及び配当予想を上方修正。

▼スパイダー <4192> [東証G]

東証が信用規制の臨時措置を実施。

▼関通 <9326> [東証G]

3~5月期低進捗で通期見通し達成に懸念。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)Sansan <4443>、(2)PRTIME <3922>、(3)ロボホーム <1435>、(4)ファストリ <9983>、(5)ブイキューブ <3681>、(6)ニイタカ <4465>、(7)メディアドゥ <3678>、(8)東京エネシス <1945>、(9)エーアイテイ <9381>、(10)日本M&A <2127>

値下がり率上位10傑は(1)セラク <6199>、(2)フィルC <3267>、(3)佐鳥電機 <7420>、(4)IDOM <7599>、(5)ダイト <4577>、(6)ビーウィズ <9216>、(7)JMDC <4483>、(8)いちご <2337>、(9)インテリクス <8940>、(10)モリト <9837>

【大引け】

日経平均は前日比145.08円(0.54%)高の2万6788.47円。TOPIXは前日比0.63(0.03%)安の1892.50。出来高は概算で10億7831万株。東証プライムの値上がり銘柄数は689、値下がり銘柄数は1074となった。東証マザーズ指数は677.72円(4.54円安)。

[2022年7月15日]

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