日電産は反落、第1四半期純利益は24%増で過去最高更新も材料出尽くし感強まる

材料
2022年7月21日 10時25分

日本電産<6594>が反落している。20日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高5403億6900万円(前年同期比20.8%増)、営業利益446億6000万円(同0.2%増)、純利益413億2100万円(同23.5%増)となり、最終利益は四半期ベースで過去最高を更新したものの、決算期待で株価は上昇基調にあっただけに材料出尽くし感から売られているようだ。

主力の精密小型モーターでIT用ファンモーターやゲーム機などのサーマルソリューション商材などが堅調に推移したほか、5G向け需要が好調な半導体検査装置や脱プラスチック化の波をとらえた製缶プレス機が伸長した。新型コロナウイルス感染症によるロックダウンやロシアによるウクライナ侵攻による影響、顧客における半導体など電子部品の調達困難などのマイナス影響はあったものの、円安による業績押し上げ効果も寄与した。

23年3月期通期業績予想は、売上高2兆1000億円(前期比9.5%増)、営業利益2100億円(同23.3%増)、純利益1650億円(同21.5%増)の従来見通しを据え置いている。

なお、注目される電気自動車(EV)の駆動モーター(E-Axle)の販売目標を25年度に400万台とし、従来予想の360万台から上方修正した。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.