話題株ピックアップ【夕刊】(1):インフォMT、Fスターズ、フロンテオ

注目
2022年7月21日 15時11分

■インフォマート <2492>  445円  +56 円 (+14.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位

インフォマート<2492>が続急騰。20日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を109億8600万円から111億1300万円(前期比13.0%増)へ、営業利益を1億円から4億6000万円(同55.3%減)へ、純利益を4300万円から2億8300万円(同47.4%減)へ上方修正し、あわせて中間・期末各9銭の年18銭としていた配当予想を中間・期末各36銭の年72銭(前期1円43銭)にすると発表したことが好感された。「BtoB-PF FOOD事業」で、管理システム・クラウド化を求めるフード業界の買い手企業(外食チェーン、ホテル、給食、テイクアウト・デリバリーなど)とその店舗の新規契約数が計画を上回っており、下期も引き続き順調な増加が見込まれることが要因。また、「BtoB-PF ES事業」で、引き続き「BtoBプラットフォーム 請求書」の新規有料契約数の増加及び稼働が順調に推移する見込みであることも寄与する。

■フィックスターズ <3687>  1,111円  +128 円 (+13.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位

フィックスターズ<3687>が急騰。20日の取引終了後、22年9月期の連結業績予想について、営業利益を11億円から16億円(前期比64.8%増)へ、純利益を7億円から10億円(同84.2%増)へ上方修正し、あわせて6円を予定していた期末一括配当予想を9円(前期5円)に引き上げたことが好感された。SaaS事業が想定を下回って推移していることから売上高は65億円から63億円(同14.5%増)へ下方修正したが、主力のソリューション事業が高速化サービスを中心に好調に推移していることに加えて、SaaS事業における事業投資拡大のタイミングの見直しを行ったことが寄与する。

■FRONTEO <2158>  1,072円  +47 円 (+4.6%)  本日終値

FRONTEO<2158>が大幅続伸。20日の取引終了後、介護施設向け転倒転落予測AIシステム「Coroban Care」の販売を開始したと発表しており、これが好材料視された。同社では、電子カルテに記載された看護記録から入院患者の転倒転落リスクを予測してアラートを表示する医療機関向けの転倒転落予測AIシステム「Coroban」を19年から販売している。「Coroban Care」は新機能開発により、介護施設における介護記録に基づく利用者の転倒転落予測解析を可能としたもので、介護施設向けの新たな製品として本格的に展開を開始するとしている。

■技研製作所 <6289>  3,255円  +120 円 (+3.8%)  本日終値

技研製作所<6289>は3日続伸。20日の取引終了後、最適自動施工「PPTシステム」が国土交通省が運営するデータベースであるNETIS(新技術情報提供システム)の準推奨技術に選定されたと発表しており、これが好材料視された。「PPTシステム」は、同社の杭圧入引抜機「サイレントパイラー」Fシリーズに搭載することで地盤情報の推定や、圧入条件設定から圧入の実行までを自動化するICT技術。今回の選定により、「PPTシステム」の普及を後押しすることが期待されている。

■ラクーンHD <3031>  1,528円  +54 円 (+3.7%)  本日終値

ラクーンホールディングス<3031>が続伸。午前11時ごろ、子会社のラクーンフィナンシャルが大垣共立銀行<8361>とビジネスマッチング契約を締結したと発表しており、これが好感された。今回のビジネスマッチングにより、取引先の支払い遅延や倒産による売掛金の未回収を解決する、業界初のオンライン完結型売掛保証「URIHO(ウリホ)」を、大垣共立大垣共立銀行の顧客に提供する。これにより大垣共立は、地域の中小企業の経営支援の一環として、万が一の未入金に備える売掛保証サービスを提案できるようになるとしている。

■バイセル <7685>  5,130円  +165 円 (+3.3%)  本日終値

BuySell Technologies<7685>は続伸し連日の年初来高値更新となった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が20日付で、新規に投資判断「バイ」目標株価6500円でカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同証券では、リユース市場の拡大やブランド品出張訪問買い取りの優位性などから、高い利益成長が期待できる点を評価。また寡占化が進んでいないBtoCリユース市場でM&Aでの成長ポテンシャルが高く、それらを支えるデータドリブン経営も同社の大きな強みであるとしている。また、同社が中期経営計画で掲げる24年12月期経常利益60億円も十分に達成可能とみている。

■フェローテク <6890>  2,564円  +77 円 (+3.1%)  本日終値

フェローテックホールディングス<6890>が3日続伸。20日の取引終了後、パワー半導体用絶縁放熱基板の製造を行う中国子会社が、新工場を建設すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。新工場建設は、成長著しいパワー半導体市場の需要を取り込むことが狙い。四川省内江市に約171億円を投じて建設するとしており、今年7月に建設工事に着工し、24年1月の操業開始を予定している。なお、同件による23年3月期業績への影響は軽微としている。

■インソース <6200>  2,353円  +68 円 (+3.0%)  本日終値

インソース<6200>が続伸。20日の取引終了後、通信講座を展開するユーキャン(東京都新宿区)と提携し「資格・通信講座」の販売を開始したと発表しており、これが好感された。今回の提携により、資格講座関連のコンテンツを更に拡充する。また、同サービスは人財育成スマートパックでの購入が可能であるため、人財育成スマートパックの用途が広がり、利便性の向上につながるとしている。

■シーイーシー <9692>  1,243円  +21 円 (+1.7%)  本日終値

シーイーシー<9692>は続伸。20日の取引終了後、保有する投資有価証券1銘柄を売却するのに伴い、投資有価証券売却益22億6500万円を第2四半期の業績に特別利益として計上する見込みと発表しており、これが好感された。経営資源の効率化及び最適配分を総合的に勘案した結果という。なお、23年1月期通期業績予想への影響は精査中としている。

■アドベンチャー <6030>  7,990円  +130 円 (+1.7%)  本日終値

アドベンチャー<6030>が3連騰。同社は格安航空券予約サイトの運営を主力とするが、足もとの業績は会社側想定を上回って推移している。20日取引終了後、22年6月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の17億円から20億2000万円(前の期比2.1倍)に大幅増額、過去最高利益予想を大幅に上乗せした。また好業績を背景に株主還元も強化、年間配当は従来計画に5円上乗せとなる20円(前の期実績は10円)とすることを合わせて発表、これを好感する買いを呼び込んだ。

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