話題株ピックアップ【夕刊】(3):ロボペイ、イード、ネクスG
■ロボペイ <4374> 1,661円 +131 円 (+8.6%) 本日終値
ROBOT PAYMENT<4374>は急伸。この日の寄り付き前、「ITreview Grid Award 2022 Summer」において、「請求管理ロボ」が「請求書作成・見積書作成部門」で3期連続で最高位「Leader」に選ばれたと発表しており、これを好感した買いが流入した。「ITreview Grid Award」は、B2B向けIT製品/SaaSのレビュープラットフォーム「ITreview」で投稿されたレビューをもとに、四半期に一度ユーザーに支持された製品を表彰するアワード。「請求管理ロボ」は、帳票類の電子化対応や業務フローの見直しを推進している企業の増加を背景に注目を集めており、直近では「Salesforceとの連携性」「自動消込機能の効果」「請求・決済・消込をカバーした対応領域の広さ」などで高評価を得ているとしている。
■イード <6038> 885円 +62 円 (+7.5%) 本日終値
イード<6038>が大幅高で3日続伸。この日、DeNA SOMPO Mobility(東京都渋谷区)が運営するカーシェアプラットフォーム「Anyca(エニカ)」と共同企画した「Anyca Official シェアカー カスタム」のサービス提供を開始すると発表しており、これが好感された。同サービスは、DeNA SOMPO Mobilityが所有するレンタカー型カーシェアリングサービス「Anyca Official シェアカー」の車両に、イードが運営する自動車総合情報プラットフォーム「レスポンス」やカーオーディオを中心としたアフターマーケットをフォローする「プッシュオン!マイカーライフ」が魅力的な製品をプロデュースすることで、購入前に試す機会が少なかったアフターマーケット製品をユーザーが体験できる取り組み。第1弾として、パイオニア(東京都文京区)のカーエレクトロニクスブランド「カロッツェリア」商品を搭載した「ジムニーシエラ」(SUZUKI)を2台配備し、エンタメ機能の充実を図った車両でより快適なワンランク上のドライブを提供するとしている。
■ネクスグループ <6634> 180円 +10 円 (+5.9%) 本日終値
ネクスグループ<6634>が急反発。前日20日、主力商品だったLTE_USBドングルに変わる製品として5G対応のモデム「UNX-05G」を今秋に販売開始すると発表。これを受けて今後の業容拡大への期待が足もと急速に高まっているようだ。同製品は、5Gに対応した携帯ネットワークデータ通信サービスを利用するためのバッテリーレスのルーター・モデム。メタバース関連サービスの通信インフラとしての活用などが想定されている。
■モビルス <4370> 706円 +36 円 (+5.4%) 本日終値
モビルス<4370>は3日ぶりに反発。午後2時ごろ、同社の自治体向けソリューションが東京都中央区のLINE公式アカウントに採用され、21日から利用が開始されたと発表しており、これが好感された。今回採用されたのは、自治体向けソリューションのうち利用者が希望するセグメント配信を実現する「情報配信サービス」と、シナリオやAIを用いたFAQ自動回答をLINEやwebで実現する「FAQ自動回答サービス」。これまでは中央区LINE公式アカウントと友だちになると、区がLINEで発信する全ての情報が配信されていたが、今回のサービス開始により、利用者が希望する項目を事前に設定し、必要な情報のみを受け取ることができるようなった。特に防災・安全情報の希望者に対して「ちゅうおう安全・安心メール」で配信する情報の自動転送を行うほか、「ごみ・資源分別」の問い合せに自動で応答するAIチャットボット機能の追加を行ったとしている。
■CDS <2169> 1,950円 +96 円 (+5.2%) 本日終値
CDS<2169>は大幅反発。20日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)の連結業績について、売上高が45億5000万円から50億7500万円(前年同期比37.4%増)へ、営業利益が6億7700万円から8億8000万円(同2.6倍)へ、純利益が4億4600万円から5億9000万円(同70.5%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入った。ITインフラ案件やシステム開発案件に加えて、エンジニアリング事業で、学校向け製品事業での新規案件の受注が想定を上回ったことが寄与した。なお、第2四半期累計期間の業績を踏まえ、中間・期末各28円の年56円としていた配当予想について、中間30円・期末28円の年58円へ引き上げた。前期実績に対しては2円の増配となる予定だ。
■パレモ・HD <2778> 218円 +10 円 (+4.8%) 本日終値
パレモ・ホールディングス<2778>が動意含み。株価は5日移動平均線を絡め上値指向にあり、7月1日につけた年初来高値227円奪回を視界に捉えている。同社は女性層を対象としたアパレルや雑貨をチェーン展開している。西松屋チェーン<7545>が17%超の株式を保有する筆頭株主で協業関係を築いている。業績はリストラ効果により、収益体質の改善が進んでおり、22年5月期第1四半期(3~5月)は営業損益が1億7200万円の黒字(前期実績は2億4600万円の赤字)と改善色を強めている。通期計画の営業利益3億5000万円に対する進捗率も第1四半期時点でほぼ5割に達し、通期見通しの上振れも視野に入る。更に、今期を初年度とする中期経営計画では事業の構造改革に着手、来々期にあたる25年2月期に営業利益9億円を目指しており、時価200円台前半は見直し余地が大きいとの見方が浮上している。
■バーチャレク <6193> 1,128円 +41 円 (+3.8%) 本日終値
バーチャレクス・ホールディングス<6193>は大幅続伸。20日の取引終了後、FRAIM(東京都港区)に対して、サブスクリプションビジネス運営管理基盤構築の支援を行ったと発表しており、これが好感された。FRAIMではSalesforce Sales Cloudで商談を管理し、顧客の契約情報などのKPI管理の煩雑さに課題を抱えていたが、これによりSalesforce環境上で最新の顧客の状況がリアルタイムに可視化されるようになり、スムーズな業務運営を実現したとしている。
■アルインコ <5933> 915円 +32 円 (+3.6%) 本日終値
アルインコ<5933>は3日続伸。建設機材大手でフィットネス器具なども展開している。業績好調で、収益の主柱を担う仮設機材の販売及びレンタルが会社側の想定を上回るほか、円安を背景とした為替差益計上が収益押し上げに寄与している。20日取引終了後に発表した22年4~6月期決算は最終利益が前年同期比31%増の6億400万円と大幅な伸びを達成、上期計画の1億6000万円を大きく超過した。これをポジティブ視する買いを呼び込んでいる。株価はテクニカル的にも13週移動平均線が上向きに転換し、26週移動平均線とのゴールデンクロスが接近している。
■アクシス <4012> 1,406円 +43 円 (+3.2%) 本日終値
アクシス<4012>が高い。正午ごろ、エン・ジャパン<4849>とデジタル人材の育成分野で業務提携契約を締結すると発表しており、これが好感された。今回の業務提携は、共同でデジタルコンサルティングサービスで活用するデジタル人材教育用コンテンツの開発などに取り組むことが目的。アクシスでは、今年3月にデジタルコンサルティング事業を開始し、デジタル人材育成サービスでエンジャパンの「エンカレッジオンライン」を利用した教育プログラムを提供しているが、業務提携により今後は、顧客・市場ニーズを把握しながらデジタル人材教育用コンテンツの開発や新たな学習形態の開発に取り組むという。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
■インテM <7072> 1,253円 +37 円 (+3.0%) 本日終値
インティメート・マージャー<7072>が大幅続伸。午前10時30分ごろ、同社のサードパーティーCookieを利用せずに、異なるドメイン間でサードパーティー・データを連携する共通IDソリューション「IM Universal Identifier」(IM-UID)」をアルファアーキテクト(東京都渋谷区)の動画広告配信サービス「VeleT」に提供したと発表しており、これが好感された。同社はこれまでも「IM-UID」をさまざまな企業に提供することで、ポストCookie時代に対応したターゲティング広告やコンテキストターゲティングサービスなどを提供してきたが、今回「VeleT」に連携したことで、ユーザープライバシーに配慮しながら異なるドメインを横断したコンバージョン計測を実現。サードパーティーCookieに依存しない動画広告が提供可能となるという。また、今回アルファアーキテクトと協力体制を構築することで、インテMも「VeleT」を販売することになり、ポストCookie対応サービスのラインアップに動画広告配信サービスが追加されるとしている。
●ストップ高銘柄
スポーツフィールド <7080> 1,330円 +300 円 (+29.1%) ストップ高 本日終値
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース