識学が4日続伸、半導体ベンチャーのナノブリッジ・セミコンダクターに出資
識学<7049>が4日続伸している。21日の取引終了後、子会社の識学2号ファンドを通じて半導体ベンチャーのナノブリッジ・セミコンダクター(茨城県つくば市)に出資したと発表しており、これが好材料視されている。
ナノブリッジ社は、NEC<6701>からスピンオフした企業で、独自の半導体技術である原子スイッチ搭載型FPGA「ナノブリッジ」の回路設計・製造受託を行っている。従来のFPGAと比較して約10倍まで電力効率を高めることができるほか、不揮発性のスイッチである原子スイッチを用いることでIoTセンサーや自動車のような作動と停止を繰り返すものに有効であるとしている。また、将来的には、IoTデバイスや自動車などの多品種少量生産でさまざまな製品ニーズを抱える低消費電力品への応用などでより多くの市場ニーズを獲得することができるとして、ナノブリッジ社の成長可能性は高いと判断したという。なお、識学2号ファンドの持ち分比率は約5%としている。