株価指数先物【引け後コメント】 底堅さが意識され、後場は権利行使価格2万7625円~2万7750円の狭いレンジで推移

市況
2022年7月25日 18時07分

大阪9月限

日経225先物 27700 -190 (-0.68%)

TOPIX先物 1943.5 -14.0 (-0.71%)

日経225先物(9月限)は前日比190円安の2万7700円で取引を終了。寄り付きは2万7650円と、シカゴ日経平均先物(2万7640円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。直後につけた2万7630円を安値に出直り、現物の寄り付き直後には一時2万7840円まで下げ幅を縮める場面もあった。しかし、前引けにかけて戻り売りに押されて再び2万7630円まで下落。ランチタイムでは2万7750円まで下げ渋りをみせたものの、後場は狭いレンジでじり安基調となった。取引終了間際に2万7630円をつけた後に、引けのプログラム買いにより2万7700円で取引を終えた。 

朝方のリバウンド局面でオプション権利行使価格の2万7875円を捉えることはできず、上昇に転じられなかったことで戻り売りスタンスとなった。ただし、下値の堅さは意識されており、本日は2万7630円処が強いサポートとして捉えられていた。後場はオプション権利行使価格の2万7625円と、その上の権利行使価格2万7750円との非常に狭いレンジでの推移であり、積極的にポジションを取りに行く動きは限られ、直近の強いリバウンドに対するリバランスが中心だったと見られる。

NT倍率は先物中心限月で14.25倍に上昇した。じり高基調ではあるものの、切り上がる5日移動平均線を支持線としたトレンドを継続している。また、一目均衡表では雲上限での攻防を見せているほか、遅行スパンは実線を下から上に突き抜け、上方シグナルを発生させてきた。テクニカル面では6月6日の高値14.42倍を視野に入れたトレンドを形成していることもあり、雲上限の14.25倍を明確に上放れてくる局面では、NTロングによるスプレッド狙いの動きが強まりそうである。

なお、グローベックスの米株先物は下げ幅を縮めてきており、17時時点で小幅ながらナスダック100先物はプラス圏を回復する場面も見られた。週明けの米国市場が小幅ながらも反発を見せてくるようだと、日経225先物は切り上がる5日線に沿った値動きが意識され、2万7750円辺りで底堅い値動きを見せよう。また、本日上値を抑えられた権利行使価格2万7875円を捉えてくる可能性もありそうだ。

手口面では、日経225先物は野村が1420枚、ドイツが720枚程度の売り越しに対して、モルガンSが1320枚、三菱UFJが460枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はドイツが1310枚、BNPパリバが630枚程度の売り越しに対して、バークレイズが1400枚、ソジェンが800枚程度の買い越しだった。

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