サイトリ細研がしっかり、癒着防止吸収性バリア「Cyt-006」の臨床試験を開始
サイトリ細胞研究所<3750>がしっかり。25日の取引終了後、子会社サイトリ・セラピューティクスが、癒着防止吸収性バリア「Cyt-006」の有効性及び安全性を検証する臨床試験を開始すると発表しており、これが好材料視されている。
同治験は、原発性直腸癌における腹腔鏡下手術及び一時的人工肛門造設術を施行する患者を対象にしたもの。「Cyt-006」は、欧米及び日本を除くアジア各国で20年以上にわたって使用実績のある既存製品と同一組成のポリ乳酸からできているフィルム状の製品で、腹腔内の手術において臓器や組織の間に「Cyt-006」を設置することで、その後の癒着が予防できるとしている。なお、同件が23年3月期業績に与える影響は現時点で未定としている。