日鋳造は大幅安、納期変更の影響などで第1四半期営業は500万円の赤字
日本鋳造<5609>は大幅安となっている。同社は26日取引終了後に、23年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業損益が500万円の赤字(前年同期は4200万円の黒字)となったことが嫌気されているようだ。
エンジニアリング部門で複数の大型プロジェクトが納期変更となった影響に加え、販管費が増加したことが重荷となった。一方、半導体製造装置向け鋳鋼品や工作機械向け鋳鉄品などの販売が堅調だったことから、売上高は前年同期比12.1%増の28億円で着地した。通期業績予想については、売上高140億円(前期比15.6%増)、営業利益10億円(同27.0%増)とする従来見通しを据え置いている。