コーテクHDに強気評価、国内有力証券は目標株価5800円に引き上げ
コーエーテクモホールディングス<3635>に強気評価が出ている。岩井コスモ証券は26日、同社株のレーティング「A」を継続するとともに目標株価を5300円から5800円に引き上げた。第1四半期(4~6月)の連結純利益は、営業外費用でデリバティブ評価損を計上したことから前年同期比49.6%減の67億5000万円となった。しかし、「ファイアーエンブレム無双 風花雪月」など利益率の高い家庭用ゲームソフトのダウロード売り上げの伸長などにより業績上振れの可能性を高める着地となった、とみており最終減益を過度にネガティブに捉える必要はない、と指摘している。第2四半期以降は「信長の野望 新生」などの投入効果も期待され、23年3月期の同利益は会社予想315億円(前期比10.9%減)に対して380億円への増額修正を予想している。