アーバネットコーポレーション---22年6月期純利益は増益、販売物件・転売物件の売却戦略を随時見直し、利益の極大化に注力

材料
2022年8月5日 10時16分

アーバネットコーポレーション<3242>は4日、2022年6月期連結決算を発表した。売上高が前期比6.4%減の196.06億円、営業利益が同4.3%減の22.22億円、経常利益が同4.6%減の19.85億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.6%増の13.14億円となった。

売上高については、当第4四半期に売上計上を予定していた一部プロジェクトについて、来期(2023年6月期)にずれ込んだこと等により期初予想数値を修正したが、各利益項目については達成することができた。この主な要因は、主に不動産事業において、ものづくりに拘り、東京23区、駅徒歩10分圏内での投資用ワンルームマンション開発・1棟販売という確固としたビジネスモデルを展開していることに加え、合理化・効率化等による経費の圧縮を進めるとともに、販売物件並びに転売物件の売却戦略を随時見直し、利益の極大化に努めた結果、売上総利益率を18.1%まで高めることができたことによる。

不動産事業の売上高は前期比6.7%減の195.38億円、セグメント利益は同4.6%減の32.52億円となった。不動産開発販売については、投資用ワンルームマンション等11棟658戸及び用地1件の売却により売上高は同7.2%減の187.89億円となった。なお、期初では12棟727戸の売上計上を予定していたが、当年度に売上計上を予定していた物件1棟69戸の引渡しがずれ込んだため、2023年6月期の売上計上予定となっている。不動産仕入販売については、中古分譲マンションの買取再販(6戸)により、売上高は同8.6%増の2.17億円となった。その他不動産事業については、不動産仲介及び不動産賃貸業等により、売上高は同12.4%増の5.32億円となった。

ホテル事業について、「ホテルアジール東京蒲田」の宿泊料等により、売上高は前期比177.5%増の0.68億円、セグメント損失は0.60億円(前期は1.13億円の損失)となった。

2023年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.0%増の200億円、営業利益が同3.5%増の23億円、経常利益が同3.2%増の20.5億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.7%増の13.5億円を見込んでいる。

《YM》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.