東京株式(大引け)=243円高と3日続伸、買い優勢で2万8000円奪回

市況
2022年8月5日 15時46分

5日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸。積極的な買いが流入し、「心理的節目」として意識されてきた2万8000円を回復した。

大引けの日経平均株価は前日比243円67銭高の2万8175円87銭。プライム市場の売買高概算は12億1246万株。売買代金概算は2兆8716億円となった。値上がり銘柄数は1359と全体の約74%、値下がり銘柄数は418、変わらずは61銘柄だった。

日経平均株価は2万8100円台まで値を上げ、終値ベースで6月9日以来、約2カ月ぶりの高値圏に上昇した。前日の米株式市場では、NYダウは下落もナスダック指数は上昇と高安まちまち。今晩の米7月雇用統計待ちで様子見姿勢となった。東京市場も、日経平均株価は朝方安くスタートしたが、その後は値を上げる展開。半導体関連などハイテク株を中心に買われ、日経平均が抵抗線とされてきた2万8000円を抜けると上昇幅は拡大した。短期筋の買い戻しの動きも強まったようだ。ただ、米雇用時計を控えるなか後場に入り一進一退となった。

個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>といった半導体関連株が高い。川崎汽船<9107>や商船三井<9104>もしっかり。決算内容が好感された日本製鉄<5401>が急伸したほか、任天堂<7974>に見直し買いが流入した。トヨタ自動車<7203>やファーストリテイリング<9983>が高く、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>やHOYA<7741>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が値を飛ばした。

半面、三菱重工業<7011>や日本郵船<9101>が安く、日本電産<6594>やエムスリー<2413>が値を下げた。メルカリ<4385>やシスメックス<6869>が売られた。原油価格の下落を受けINPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>が軟調。コナミグループ<9766>やバンダイナムコホールディングス<7832>が下落した。

出所:MINKABU PRESS

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