アートSHDが急反発、上期決算の計画上振れと160万株を上限とする自社株買いを好感
アートスパークホールディングス<3663>が急反発している。前週末5日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算が、売上高37億5300万円(前年同期比7.1%増)、営業利益9億6400万円(同23.3%増)、純利益6億8800万円(同20.2%減)となり、従来予想の営業利益7億3900万円を大きく上回って着地したことが好感されている。
イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプション契約や海外利用ユーザーが増加した。なお、22年12月期通期業績予想は、売上高77億2700万円(前期比12.1%増)、営業利益19億4200万円(同40.9%増)、純利益13億5200万円(同10.6%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に上限を160万株(発行済み株数の4.44%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表したことも好材料視されている。取得期間は8月8日から10月31日まで。資本効率の一層の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行することが目的という。