一蔵が急反落、第1四半期営業損益は赤字拡大
一蔵<6186>が急反落している。8日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高41億2800万円(前年同期比0.4%増)、営業損益2億7800万円の赤字(前年同期2億4200万円の赤字)、最終損益2億4800万円の赤字(同2億2500万円の赤字)となり、赤字幅が拡大したことが嫌気されている。
和装事業の受注が堅調に推移していることに加えて、ウェディング事業で来館客数が回復したことから、売上高は小幅に増収となった。ただ、和装事業で受注獲得に向けた催事関連費用、教室生徒獲得に向けた募集費用などを積極的に投下したことなどが響き、採算が悪化した。
なお、23年3月期通期業績予想は、売上高196億7600万円(前期比6.0%増)、営業利益6億9500万円(同36.3%増)、最終利益6億4100万円(同4.0%増)の従来見通しを据え置いている。