話題株ピックアップ【昼刊】:デサント、フルヤ金属、トレンド

注目
2022年8月9日 11時39分

■LITALICO <7366>  3,035円  +502 円 (+19.8%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ

8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は89%増益で着地」が好感された。

LITALICO <7366> [東証P] が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比89.3%増の6.1億円に拡大したが、通期計画の28.5億円に対する進捗率は21.7%となり、5年平均の21.2%とほぼ同水準だった。

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■デサント <8114>  3,405円  +454 円 (+15.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位

デサント<8114>が急反発している。8日の取引終了後、23年2月期の連結業績予想について、売上高を1140億円から1165億円(前期比7.0%増)へ、営業利益を60億円から67億円(同30.4%増)へ、純利益を70億円から95億円(同52.5%増)へ上方修正したことが好感されている。上期において、日本や韓国で「デサント」ブランドの物販が好調に推移したことなどが要因としている。なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高264億2500万円(前年同期比17.5%増)、営業利益25億3100万円(同2.5倍)、純利益23億5300万円(同2.1倍)だった。

■フルヤ金属 <7826>  9,930円  +1,060 円 (+12.0%)  11:30現在

フルヤ金属<7826>が急伸。8日の取引終了後、23年6月期業績予想を発表。売上高を前期比2.6%増の465億円、純利益を同3.9%増の95億円とし、小幅増収増益ながら前期に続き過去最高業績を更新する見通しを示したことが好感されているようだ。年間配当については前期配当を増額し、今期も同額の255円とした。医療用の単結晶育成用ルツボやハードディスク(HD)向けルテニウムターゲット、半導体製造装置用センサーの受注が引き続き底堅く推移し、有機EL向け化合物や電極向け貴金属化合物などの拡大も見込まれるという。同時に発表した前期決算は、売上高が前の期比33.9%増の453億2100万円、純利益が同32.7%増の91億4200万円だった。あわせて、25年6月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。売上高680億円、純利益101億円とする目標を掲げている。

■GMO-FG <4051>  15,800円  +1,530 円 (+10.7%)  11:30現在

8日に決算を発表。「10-6月期(3Q累計)経常が20%増益で着地・4-6月期も30%増益」が好感された。

GMOフィナンシャルゲート <4051> [東証G] が8月8日大引け後(15:01)に決算を発表。22年9月期第3四半期累計(21年10月-22年6月)の連結経常利益は前年同期比20.3%増の5.6億円に伸び、通期計画の7.3億円に対する進捗率は76.3%となり、前年同期の75.4%とほぼ同水準だった。

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■トレンドマイクロ <4704>  8,300円  +740 円 (+9.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位

トレンドマイクロ<4704>が急騰。「物言う株主」と呼ばれる米バリューアクト・キャピタルが大株主に浮上したことが注目を集めている。9日に提出された大量保有報告書によると、バリューアクト・キャピタルはグループのファンドを通じて8.73%の株式を取得。保有目的は、「純投資及び経営陣への助言、または状況に応じて重要提案行為などを行うこと」としている。

■NISSHA <7915>  1,721円  +138 円 (+8.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位

NISSHA<7915>が急反騰し年初来高値を更新している。8日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を1784億円から1900億円(前期比0.4%増)へ、営業利益を125億円から145億円(同16.5%減)へ、純利益を100億円から135億円(同14.9%減)へ上方修正したことが好感されている。半導体などの供給制約の影響で一部の製品需要が弱含んだものの、産業資材事業の加飾製品や蒸着紙、メディカルテクノロジー事業の医療機器CDMO(医薬品製造開発受託)などの需要が前回の想定を上回って推移する見通しという。また、想定為替レートを1ドル=113円から125円へ見直したことも織り込んだ。同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高882億1700万円(前年同期比9.6%減)、営業利益62億6700万円(同42.3%減)、純利益79億300万円(同25.5%減)だった。

■チャームケア <6062>  1,266円  +92 円 (+7.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位

8日に決算を発表。「今期経常は75%増で7期連続最高益、前期配当を2円増額・今期は5円増配へ」が好感された。

チャーム・ケア・コーポレーション <6062> [東証P] が8月8日大引け後(15:10)に決算を発表。22年6月期の連結経常利益は前の期比7.8%増の25億円に伸び、23年6月期も前期比75.1%増の43.8億円に拡大を見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。16期連続増収、8期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を15円→17円(前の期は12円)に増額し、今期も前期比5円増の22円に増配する方針とした。

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■ファンコミ <2461>  416円  +29 円 (+7.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率10位

8日に発表した「4.38%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の4.38%にあたる300万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月9日から23年1月9日まで。

■日産化学 <4021>  7,150円  +460 円 (+6.9%)  11:30現在

8日に決算を発表。「上期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額、配当も8円増額」が好感された。

日産化学 <4021> [東証P] が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比58.2%増の194億円に拡大した。同時に、今期の上期配当を従来計画の66円→70円に増額し、下期配当も従来計画の88円→92円に増額修正した。年間配当は162円(前期は122円)となる。

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■ニチコン <6996>  1,449円  +90 円 (+6.6%)  11:30現在

ニチコン<6996>は物色人気が加速、カイ気配で始まり5日続伸と気を吐いている。同社が8日取引終了後に発表した22年4~6月期決算は営業利益が前年同期比4倍の25億2800万円と急拡大した。主力のコンデンサー事業は産業機械向けを中心に高水準の受注を獲得しており、全体業績を押し上げている。また、電気自動車(EV)向けなどを中心にフィルムコンデンサーも需要開拓が進み収益に貢献している。これを好感する買いが優勢となった。6月8日に1445円の年初来高値をつけていたが、寄り付き時点でここを上回り新高値となった。

■図研 <6947>  3,770円  +230 円 (+6.5%)  11:30現在

8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は49%増益で着地」が好感された。

図研 <6947> [東証P] が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比49.5%増の9.9億円に拡大し、通期計画の43億円に対する進捗率は5年平均の9.2%を上回る23.1%に達した。

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■GMOインターネット <9449>  2,831円  +148 円 (+5.5%)  11:30現在

8日に決算を発表。「上期経常が42%増益で着地・4-6月期も2.1倍増益」が好感された。

GMOインターネット <9449> [東証P] が8月8日大引け後(15:01)に決算を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比41.8%増の334億円に拡大した。

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■JTOWER <4485>  7,160円  +370 円 (+5.5%)  11:30現在

8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は2.2倍増益・通期計画を超過」が好感された。

JTOWER <4485> [東証G] が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の1.9億円に急拡大し、通期計画の18億円の赤字をすでに上回った。

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■ライオン <4912>  1,572円  +80 円 (+5.4%)  11:30現在

ライオン<4912>が急反発。1月5日につけた年初来高値1574円を上抜き、約7カ月ぶりの新高値圏に歩を進めている。8日取引終了後に発表した22年12月期上期(22年1~6月)決算は営業利益が前年同期比0.6%増の142億6700万円と小幅ながら増益だった。また、最終利益は土地売却益の計上により同2.2%増の110億5500万円となった。「決算内容にサプライズはないが、事前コンセンサスを上回ったことが好感された。また、寄り後の急速な上昇は、貸株調達による空売りの買い戻しが寄与したのではないか」(中堅証券ストラテジスト)という指摘が出ていた。

■三井松島HD <1518>  4,175円  +205 円 (+5.2%)  11:30現在

三井松島ホールディングス<1518>が続急騰、620円高の4590円まで値を飛ばした。同社株は業績上方修正を受けて前日に700円高のストップ高に買われる異彩人気となったが、きょうも買いの勢いは衰えず上値指向を強めている。石炭市況の高騰を背景に業績が様変わりしており、23年3月期営業利益は期初見通しを増額修正し前期比2.8倍の232億円と大幅ピーク利益更新を見込んでいる。時価は1999年7月以来約23年ぶりの高値圏を走るが、依然としてPERが4倍前後と超割安圏にあるほか、株主還元の強化で配当利回りも5%前後と高く、水準訂正高を狙う買いが高水準だ。また、直近は一部機関投資家経由の貸株調達に伴う空売りが急増していることも判明、これが踏み上げ相場の思惑を助長している。

■光ビジネスフォーム <3948>  645円  +100 円 (+18.3%) ストップ高買い気配   11:30現在

光ビジネスフォーム<3948>はストップ高の645円水準でカイ気配となっている。8日の取引終了後、22年12月期の単独業績予想について、売上高を85億円から110億円(前期比15.0%増)へ、営業利益を5億円から15億円(同25.0%増)へ、純利益を3億5000万円から10億5000万円(同28.2%増)へ上方修正し、あわせて18円としていた期末一括配当予想を45円(前期35円)に引き上げると発表したことが好感されている。指名停止処分の影響が限定的であったことに加えて、新型コロナウイルスワクチン3回目、4回目の接種や住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金などに関する特別の需要を受注できたことが要因としている。同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高64億9200万円(前年同期比42.2%増)、営業利益11億7400万円(同2.8倍)、純利益7億2600万円(同2.3倍)だった。

■エスケーエレ <6677>  1,139円  +150 円 (+15.2%) ストップ高買い気配   11:30現在

エスケーエレクトロニクス<6677>がストップ高の1139円水準でカイ気配となっている。8日の取引終了後、22年9月期の連結業績予想について、売上高を220億円から243億円(前期比18.9%増)へ、営業利益を20億円から32億円(同92.2%増)へ、純利益を15億円から26億円(同2.4倍)へ上方修正し、あわせて22円としていた期末一括配当予想を50円(前期20円)へ引き上げたことが好感されている。主に第6世代用フォトマスクの売り上げが想定を上回ったことが好感されている。同時に発表した第3四半期累計(21年10月~22年6月)決算は、売上高178億100万円(前年同期比23.0%増)、営業利益24億3300万円(同2.8倍)、純利益19億8600万円(同4.6倍)だった。有機ELパネル用、液晶パネル用ともにフォトマスク需要が拡大した。

●ストップ高銘柄

新東 <5380>  2,660円  +500 円 (+23.2%) ストップ高   11:30現在

名村造船所 <7014>  622円  +100 円 (+19.2%) ストップ高   11:30現在

光・彩 <7878>  5,340円  +700 円 (+15.1%) ストップ高   11:30現在

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

ディー・ディー・エス <3782>  64円  -30 円 (-31.9%) ストップ安売り気配   11:30現在

以上、1銘柄

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