ヨネックスに人気集中、今3月期業績大幅増額修正を好感しカイ気配で水準切り上げる

材料
2022年8月10日 9時11分

ヨネックス<7906>は寄り付き大口の買い注文で商いが成立せず、気配値のまま1200円近辺のもみ合いを一気に上放れてきた。同社はスポーツ用品の大手でバドミントンの商品シェアが高い。新型コロナウイルスの影響が一巡し、バドミントン用具の需要回復が収益を押し上げている。

9日取引終了後に23年3月期上期(22年4~9月)の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の38億円から60億円(前年同期比43%増)に大幅増額した。あわせて通期営業利益予想についても同利益を77億円から92億円(前期比37%増)に増額しており、連続のピーク利益大幅更新となることで、これを材料視する買いが集中した。中国の都市封鎖による影響については、解除後に想定以上の回復を示したことから収益へのダメージはわずかにとどまった。株価は7月11日に1320円の年初来高値をつけてからは調整を強いられたものの、押し目買い需要は旺盛で下値が堅く、株式需給面でも信用買い残が枯れ切った状態で上値の軽さが意識されている。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2022年08月10日 12時00分

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