OATアグリが急反落、22年12月期業績及び配当予想を上方修正も材料出尽くし
OATアグリオ<4979>が急反落している。9日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を247億円から254億円(前期比12.0%増)へ、営業利益を25億900万円から31億円(同54.8%増)へ、純利益を16億3100万円から21億1000万円(同44.9%増)へ上方修正し、あわせて30円を予定していた期末一括配当予想を40円(前期45円)に引き上げたが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。
国内市場で殺ダニ剤「アカリタッチ」「サフオイル」、殺菌剤「カリグリーン」が好調に推移したほか、殺虫剤「ハチハチ」「オリオン」、殺ダニ剤「ダニサラバ」、殺菌剤「ショウチノスケ」の販売が順調に推移。また、海外市場では北米向け殺ダニ剤「ダニサラバ」や南米向け殺虫剤「オンコル」、殺ダニ剤「ダニサラバ」の販売が順調に推移し、また、グループ各社でバイオスティミュラント剤「アトニック」が好調だったことが要因としている。
同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高153億6800万円(前年同期比18.7%増)、営業利益29億5600万円(同61.8%増)、純利益21億200万円(同59.7%増)だった。