長府製が反発、自社株買いと22年12月期業績予想の上方修正を発表
長府製作所<5946>が反発。9日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を50万株(発行済み株数の1.4%)、または11億円としており、取得期間は22年8月22日から23年2月28日まで。株主還元及び資本効率の向上と今後の経営環境の変化に応じた機動的な資本政策を遂行することが目的としている。また、消却前の発行済み株式総数の3.44%に相当する124万1188株を8月31日付で消却する。
同時に22年12月期の連結業績予想について、売上高を460億円から480億円(前期比7.0%増)へ、営業利益を24億円から27億円(同21.7%増)へ、純利益を31億円から33億円(同13.3%増)へ上方修正した。欧州向けのヒートポンプ熱源機に加え、エンジニアリング部門も受注が好調に推移し上期の業績が想定を上回って着地したことが要因としている。
あわせて発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高234億6000万円(前年同期比7.8%増)、営業利益9億4400万円(同0.8%減)、純利益16億800万円(同21.1%増)だった。