レアジョブ---1Qは2ケタ増収となり、過去最高を更新
レアジョブ<6096>は15日、2023年3月期第1四半期(22年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.5%増の14.65億円、営業利益が同62.5%減の0.16億円、経常利益が同86.4%増の0.54億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同0.3%減の0.44億円となった。経常利益の増加については主に、21年10月に49.0%株式を取得した株式会社ボーダーリンクの業績が好調で、持ち分法投資利益を計上したためである。
従来の英会話の場を提供する低価格のオンライン英会話サービスの提供だけでなく、「英語が話せるようになる」という「成果」を生み出す高付加価値な英語関連サービスを展開するため、継続してサービス拡大や品質向上に取り組んでいる。その取り組みとして、外国語のコミュニケーション能力を表す指標・国際標準規格のCEFRに準拠した英語のスピーキング力を測定するサービス「PROGOS(R)」や、オンライン完結成果保証型英会話プログラム「レアジョブ英会話スマートメソッド(R)コース」の提供も行っている。さらに、グローバルリーダー育成研修サービスの展開や海外進出、幅広い学びの領域への拡大を目指し、M&Aなどの取り組みを進めている。
当第1四半期において、個人向けサービスは、2021年12月より子会社化した資格スクエアの売上寄与により、売上高は前年同期比で増収となっている。法人・教育機関向けサービスについても、プロゴスにおける法人顧客数の増加、1法人あたり単価の上昇により、売上高は増収となった。また、売上原価については、法人・教育機関向けサービスにおける研修サービスの仕入による費用が増加している。販売費及び一般管理費については、従業員数が増加したことによる人件費や、資格スクエアにおける広告宣伝費が増加している。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.2%増の60.00億円、営業利益が同82.9%減の0.50億円、経常利益が同67.0%減の0.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同100.0%減の0.00億円とする期初計画を据え置いている。
《ST》