【市場反応】米7月小売売上高横ばいもコアが予想上回り、ドル買い強まる

市況
2022年8月17日 22時06分

米商務省が発表した7月小売売上高は前月比0%となった。伸びは6月+0.8%から縮小し年初来最小となった。変動の激しい自動車を除いた小売売上高は前月比+0.4%と、マイナス予想に反し7カ月連続のプラス。また、自動車・ガソリン除いた小売売上高は前月比+0.7%と、6月分から鈍化予想に反し、同水準を維持。

また、コントロールグループ、自動車・建材・給油・食品を除いた国内総生産(GDP)の算出に用いられるコアの小売り前月比+0.8%と、伸びは6月+0.7%から拡大した。

自動車やガソリンを除いた小売売上高が予想上振れたため、7-9月期GDPの成長にプラスに寄与するとの期待に米国債相場は下落。米10年債利回りは2.9%まで上昇した。2年債利回りは3.37%まで上昇。ドル買いも強まり、ドル・円は135円00銭から135円39銭まで上昇、ユーロ・ドルは1.0170ドルから1.0146ドルまで下落した。

【経済指標】

・米・7月小売売上高:前月比0%(予想:+0.1%、6月:+0.8%←+1.0%)

・米・7月小売売上高(自動車除く):前月比+0.4%(予想:-0.1%、6月:+0.9%←+1.0%)

・米・7月小売売上高(自動車・ガソリン除く):前月比+0.7%(予想:+0.4%、6月:+0.7%)

・米・7月小売売上高(自動車・建材除く):前月比+0.8%(予想:+0.6%、6月:+0.7%)

《KY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.