伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 9月4日版
日経平均株価は週明け後の寄り付き値の値位置で、9月の展開が見えてくる公算
1. 日経平均の9月は4営業日以降に高値を更新すると、下げ渋る展開になっている
図1は、前回の本コラムで紹介した 日経平均株価の9月の値動きを示したものです。右側に、9月の月足が陽線引けした年の9月の最安値をつけた日と営業日数、9月の月足が陰線引けした年の9月の最高値をつけた日と営業日数を記載しています。
図1 日経平均株価の9月の値動き
前回、「9月の月足が陰線引けして、始値から安値までの値幅(下降幅)が1000円幅以上ある年は、9月の最高値を1~3営業日の範囲でつけて、始値からほとんど上昇せずに下降を開始している」という値動きのパターンを紹介しました。
前回紹介したような展開にならず、9月が月初から4営業日以上の日柄を経過して、9月の最高値をつけている年は、図1を見ると、1992年、1995年、1997年、1998年、2001年、2002年、2003年、2004年です。
4営業日目に9月の最高値をつけた2001年を除くと、これらの年の9月は「始値-安値(下降幅)」と「高値-始値(上昇幅)」がほぼ同じか、下降幅よりも上昇幅の方が大きくなっています。どの年もだいたい下降幅が500円幅程度(または500円幅よりも小さい)になっています。
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