米国株見通し:戻りの鈍い値動きか、自律反発にとどまる可能性

市況
2022年9月14日 14時00分

(13時50分現在)

S&P500先物      3,938.80(+6.1)

ナスダック100先物  12,055.30(+21.7)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は40ドル高。長期金利は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

13日の主要3指数は急反落。寄り付きからほぼ一貫して下げ幅を拡大する展開となり、5日ぶりに下げに転じたダウは1276ドル安の31104ドルで取引を終えた。注目の消費者物価指数(CPI)は前年比+8.3%と、前月の+8.5%から伸びが鈍化。ただ、市場予想の+8.0%を上回り、インフレのピークアウトへの期待は後退した。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に大幅利上げへの思惑が広がり、幅広い売りが指数を押し下げた。

本日は戻りの鈍い値動きか。13日のCPIを受け、連邦準備制度理事会(FRB)が引き締めを加速させFOMCで利上げ幅を0.75%から拡大するとの見方が浮上。今晩も金利先高観を手がかりとした売りが先行しそうだ。ただ、今晩の生産者物価指数(PPI)はCPIに続き前月の伸びを下回る見通しで、極端な下げを回避する見通し。とはいえ、明日の小売売上高など経済指標は弱い内容が予想され、自律反発狙いの買いにとどまり戻りは鈍いだろう。

《TY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.